名優アル・パチーノ、『ゲット・アウト』の監督が手掛けるナチ狩りのドラマに出演!

人種差別をテーマにしたホラー映画『ゲット・アウト』で脚本・監督・製作を手掛け、アカデミー賞脚本賞を受賞したジョーダン・ピール。彼が指揮を執り、ナチ狩りを描く米Amazonの新作ドラマシリーズ『The Hunt(原題)』に、『ゴッドファーザー』シリーズで知られるアル・パチーノが出演することがわかった。米TV Lineが報じている。

『The Hunt』の舞台は、ナチス高官が身を潜める1977年のニューヨーク。謎の侵入者に祖母を殺害されたジョナ・ヘイレルバウムが犯人を捜すうちに、‟ザ・ハント"と呼ばれる組織と関わるようになる。ザ・ハントは、米国で第四帝国(第三帝国はナチス政権下のドイツ)の創立を企む、何百人ものナチス高官を見つけ出し全滅させようと動いている組織で、ジョナがナチ狩りに加わる展開となるようだ。

現時点でアルが演じる役柄は明らかにされていないが、以前の報道で主人公ジョナを演じるのではないかと伝えられていたローガン・ラーマン(『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』)の出演が決定している。

全10話となるシリーズで、ピールはニッキー・トスカーノ(『リベンジ』)、トム・レジンスキー(『TABOO』)、ジェナ・サントイアーニ(『ミスター・メルセデス』)と製作総指揮に名を連ねている。脚本・クリエイターを務めるのは、映画『マーヴェリックス/波に魅せられた男たち』で製作総指揮を務めたデヴィッド・ヴェイル。

これまで映画界を中心に活躍してきたアルは、『ゴッドファーザー』をはじめとする作品でアカデミー賞に5度ノミネートされ、92年に『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』で同賞主演男優賞を受賞。近年は、米HBOのTV映画『ジョー・パターノ 堕ちた名将』や、『死を処方する男 ジャック・ケヴォーキアンの真実』などに出演してTV界でも活動しているが、ドラマシリーズに出演するのは2003年のミニシリーズ『エンジェルス・イン・アメリカ』以来となる。

『エンジェルス・イン・アメリカ』の見どころなどは海外ドラマNAVI作品データベースでチェック!(海外ドラマNAVI)

Photo:アル・パチーノ
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