【まとめ】『クリマイ』が世間にショックを与えた7つのニュース

現在、本国アメリカでシーズン14が放送中の大ヒット犯罪捜査ドラマ『クリミナル・マインド FBI行動分析課』(以下『クリマイ』)が、シーズン15をもって幕を降ろすことはすでにお伝えしている通り。『クリマイ』も他のロングラン番組同様に、カメラの裏側で起こる数々のドラマを乗り越えて、14年続けてきた。シリーズファイナルに向けて、米TV Insiderはファンに衝撃を与えた同作の7大ニュースを紹介している。

1.マンディ・パティンキン(ジェーソン・ギデオン役)の降板

本作のオリジナルキャストであり、シリーズスタート時の主演でもあるマンディ・パティンキン。BAU(行動分析課)チーム最高のプロファイラーと言われていたジェイソンがシリーズを去ったのは2007年、シーズン3が始まってすぐのことだった。製作総指揮のエドワード・アレン・バーネロによれば、それはあまりにも突然のことだったという。「彼は私たちに何が間違っていたとか、このキャラクターがいなくなった後どう進めればいいとか、他に誰かを探したほうがいいとか、私たちが(マンディが去ることで)すでにできていた7話分の脚本を書き直すことになることとか、何も教えてはくれなかったんだ」と、バーネロはファンブログに綴った。

2.マンディ・パティンキンの批判

2012年、マンディは米ニューヨーク・マガジンのインタビューの中で「私がこれまでに犯した最大の過ちは、第一に『クリミナル・マインド』を選択したことだ」とコメント。「(思っていたものと)全然違うと思った。毎晩、毎日、毎週、毎年、女性がレイプされ、殺害されるなんて考えていなかったんだ。このことは私の精神や人格にとって非常に悪影響だった」と、同作を激しく批判したのだった。

3.シーズン6のA・J・クック&パジェット・ブリュースター

2010年のシーズン6をもってA・J・クック(JJ役)が降板し、バジェット・ブリュースター(エミリー・プレンティス役)も大幅に出演話数がカットされることが報じられた。これを受けファンは、彼女たちの続投を求めるため、オンラインで署名運動を開始。その願いが通じ、二人はシーズン7にもレギュラーとして続投することが決まった。

4.トーマス・ギブソン(アーロン・ホッチナー役)の解雇

2016年、トーマス・ギブソンはシーズン12第2話の撮影中に、脚本家ヴァージル・ウィリアムズとストーリーのことで激しい論争になり、彼の足を蹴ったことで2エピソードの出演停止を言い渡されたが、その後いきなり製作者側から解雇が通達された。彼の空いた穴を埋めるべく、デイモン・ガプトン(スティーヴン・ウォーカー役)が新レギュラーに抜擢されたが、わずか1シーズン、15エピソードで去っている。

5.キャスティング担当スコット・デヴィッドの追放

2016年、米The Hollywood Reporterは、長年にわたりキャスティングディレクターを務めてきたスコット・デヴィッドが、オーディションという名目で有料ワークショップを行っているというニュースが報じられたことを受け、彼の職を解かれたと伝えた。

6.『クリミナル・マインド 国際捜査班』の世界観

各国で凶悪犯罪に巻き込まれたアメリカ人を救うためのFBI特別チーム(IRT)の活躍が描かれた『国際捜査班』。大ヒットドラマのスピンオフとして大きな期待が寄せられていたが、2シーズンでの幕を閉じることに。米メディアのAV Clubのライターは、「設定上、このドラマの前提は、アメリカ人は常に救助を必要とする罪のない被害者となり、外国人は常に自分の国に来る人々に害を与える悪の存在となることを意味する」と批評していた。

7.撮影監督グレッグ・セント・ジョンズの起用

昨年10月米Varietyは、撮影監督のグレッグ・セント・ジョンズが、19人の元・現スタッフから「男性スタッフの体を触り、身体的に彼らを脅迫し、不満を言えば解雇するなど、現場の環境を劣悪なものにしている」と告発されたにも関わらず、未だに『クリマイ』の現場で仕事を続けていると報じた。

ただ、最大のショックなニュースは、『クリミナル・マインド』が終わることだろう。(海外ドラマNAVI)

Photo:

『クリミナル・マインド FBI行動分析課』
(c)ABC Studios