大ヒット映画『アベンジャーズ』後の世界を描くスピンオフドラマ『エージェント・オブ・シールド』。本シリーズで、国際平和維持組織S.H.I.E.L.D.のフィル・コールソンを演じるクラーク・グレッグが、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)映画と離れたことでドラマシリーズが成功したと語っている。
米ABCで2013年に放送開始された当時は、TVシリーズと映画を絡み合わせた展開になる予定だった『エージェント・オブ・シールド』。だが、2015年に企業が再編成され、マーベル・スタジオとマーベル・エンターテイメントに分かれたことで路線変更になったのだという。
その点について米io9のインタビューに応じたクラークが、次のように答えている。「正直なところ、初期の頃は実験的な段階だったんじゃないかと思う。マーベルはひとつの大企業だったけど、今ではそうでもない。2つに分かれた部門が、映画でやってきたことを慎重に筋道立てることを望んでいたんだ。シーズン1の終わりと『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』でヒドラが暴露されて、番組がひっくり返ったからね」とコメント。
続けてクラークは、「初期はTVシリーズと映画をシンクロさせていたが、次第に製作チームが映画で取り上げられていない要素やキャラクターを、ドラマに投入するようになった。そして今まで誰も興味を示さなかったマーベル・ユニバースのパーツを巧みに取り入れ、独自のスタイルを確立するようになった」と振り返っている。
クラークが言うように、シーズン2より番組は独自の神話を取り入れるようになり、シーズン3ではアベンジャーズとは関係なしにハイヴといった敵と対決。さらに、最もクリエイティブになったシーズン4ではタイムジャンプさせ、超常現象からディストピアな仮想現実まで盛り込んでいる。
次のシーズン6は、5月10日からABCにて放送開始予定。また『エージェント・オブ・シールド』は、すでにシーズン7への更新も決定しており、この世界はまだまだ広まるだろう。(海外ドラマNAVI)
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Photo:
『エージェント・オブ・シールド』
(C)ABC Studios & Marvel