"スーパーマン"が生まれる200年前の話を描き、米Syfyで放送されているDCスーパーヒーロードラマ『クリプトン』のスピンオフが誕生することになり、主演キャストも決定したことが明らかとなった。英Digital Spyが報じている。
タイトル未定の新作スピンオフは、DCコミックスのキャラクターであるロボを主人公にしたドラマシリーズ。1980年代にDCコミックスに初登場したロボは、殺人と暴力を好む宇宙一のバウンティハンターで、ロケットを燃料にしたバイクを乗り回している。完璧な世界とは傷と血だらけの世界だと考えるロボは、文明全体を根絶やしにし、自ら最後の生き残りとなったアンチヒーローだ。
この新作スピンオフで主人公となるロボは、すでにSyfyで6月12日（水）に放送された『クリプトン』シーズン2第1話に登場しており、同役を演じたエメット・J・スキャンラン（『THE FALL 警視ステラ・ギブソン』）が続投する。スピンオフで脚本＆製作総指揮を務めるのは、『クリプトン』でショーランナーを務めるキャメロン・ウェルシュ（『コンスタンティン』）。
『クリプトン』はスーパーマンの祖父であるセグ＝エル（キャメロン・カフ『タイム・アフター・タイム ～H・G・ウェルズの冒険』）が、排斥され屈辱を受けたエル家の名誉を挽回し、混沌とした状況から愛する世界を救うために奮闘する姿が描かれる。シーズン2でセグ＝エルは、同族種を一掃し、天才レベルの知性を誇る冷酷なバウンティハンター、ロボと対決することになるとのこと。
以前、『ワイルド・スピード』や『Ballers／ボウラーズ』で知られるアクション俳優ドウェイン・ジョンソンがロボ役に興味を示し、ブラッド・ペイトン（『フロンティア』）がメガホンを取る映画版の噂があったが実現には至らなかった。また、『ウォーキング・デッド』でニーガンを演じるジェフリー・ディーン・モーガンもイベントに登場した際、「演じたいと思っているのはDCコミックスのロボだけだ。彼は最高だよ！」と、興味を示していた。
The Main Man is ready for the spotlight! Learn more about the upcoming LOBO spinoff currently in development and catch the bastich himself in @KryptonSYFY Season 2, premiering tonight: https://t.co/8ViyvNdmbt pic.twitter.com/rIIobGHoJT
— DC (@DCComics) 2019年6月12日
そんな人気の高いロボを演じるエメットはアイルランド出身で、2014年公開の映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』や、サスペンスドラマ『SAFE 埋もれた秘密』、ホラーアンソロジードラマ『ロア ～奇妙な伝説～』などにも出演している。
新作スピンオフの放送日や他キャストなどの詳細が決まり次第、お伝えしていきたい。本家となる『クリプトン』は、シーズン2がSyfyで放送中。日本ではシーズン1がDVD発売＆レンタル中。（海外ドラマNAVI）
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エメット・J・スキャンラン演じるロボのファーストルック
