スティーヴン・キングの息子ジョー・ヒルによる超常現象ホラー小説「NOS4A2-ノスフェラトゥ-」をドラマ化した米AMCの『ノスフェラトゥ』が、シーズン1の最終話が放送される前にシーズン2へ更新されたことが明らかとなった。米Varietyが報じている。
本作の主人公は、労働者階級出身の女子高生で美術学校への進学を志望しているヴィク・マックイーン。ある日ヴィクは、失くしたものを追跡できる能力を自分が持っていることに気付くが、それによって不死身のチャーリー・マンクスという男の存在を知ることになる。マンクスは子どもたちをさらっては魂を吸い取り、残された肉体をクリスマスランドと呼ばれる雪に覆われた世界に捨て去っていた。クリスマスランドとはマンクスの想像力が生み出した世界で、毎日がクリスマスであり、不幸を感じることは違法行為と見なされる。ヴィクはマンクスの餌食になったり正気を失ったりしないようにしながら彼を打ち負かし、犠牲者を救い出そうと苦闘する...というストーリーだ。
シーズン2への更新は、今月18日(木)から21日(日)にかけて開催されたサンディエゴ・コミコンにて発表された。シーズン1と同じく全10話構成のシーズン2は、2020年よりAMCにて放送される予定だという。
リブート版映画『スター・トレック』シリーズのスポック役で知られ、人気ドラマ『HEROES/ヒーローズ』などに出演しているザカリー・クイントがマンクスを演じ、犯罪捜査ドラマ『ミス・フィッシャーの殺人ミステリー』や映画『アニマルズ 愛のケダモノ』に出演しているアシュリー・カミングスがヴィクに扮する。また、ヴィクの父親クリス役をエボン・モス=バクラック(『GIRLS/ガールズ』『Marvel パニッシャー』)、母親リンダ役をヴァージニア・クール(『倒壊する巨塔 - アルカイダと「9.11」への道』)が務めている。
ミステリードラマ『ダ・ヴィンチと禁断の謎』や人気ドラマ『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』の脚本を手掛けたジェイミー・オブライエンがクリエイターを務め、原作者のヒルとオブライエン、カリ・スコグランド(『ウォーキング・デッド』)などが製作総指揮に名を連ねている。
ヒルが父親に勝るとも劣らない不気味な世界を創造する『ノスフェラトゥ』のシーズン1は、Amazon Prime Videoにて配信中。(海外ドラマNAVI)
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『ノスフェラトゥ』
(C) AMC