『弁護士ペリー・メイスン』リブート版の主要キャストが決定!

アメリカ人作家E・S・ガードナーによる法廷弁護士が活躍する推理小説シリーズ「ペリー・メイスン」。1957年から1966年まで米CBSでレイモンド・バー(『裏窓』)主演によるドラマ版が9シーズン製作されたり、1985年から1995年にかけては本シリーズをもとにTV映画が30本製作されるなど人気を誇る作品。そのリブート版を米HBOが『ジ・アメリカンズ』でKGB諜報員フィリップ・ジェニングス役で主演したマシュー・リスを主人公ペリー・メイスンに据えて製作することは当サイトでもお伝えしたとおり。続々と発表されている出演キャストだが、このたび新たに5人が加わったことが明らかとなった。米Deadlineが報じている。

映画『アイアンマン』シリーズで知られるロバート・ダウニー・Jr が手掛ける本リブート版は、2016年から企画が進んでおり、もともとメイスン役の候補に挙がっていたのはロバート本人だった。しかし彼の妻であるスーザン・ダウニー(『アイアンマン2』)と製作総指揮として作品に関わることになり、今年1月、マシュー主演でシリーズ化が決定した。

リブート版の舞台は1931年頃のロサンゼルス。世界各国が大恐慌に苦しむ中、ロサンゼルスは翌年に控えたロサンゼルス・オリンピックや石油産業、映画産業に沸き立っていた。その当時、メイスンは弁護士ではなく私立探偵としてギリギリの生活を送っており、破綻した結婚とフランスでの従軍経験にさいなまされていた。しかし、10年も解決されていなかった事件を担当することになり、事件解決に奔走する過程で腐敗した街の真実が明かされていき、同時にメイソンは自身の償いへの道を見つける...という展開になるという。

今回新たにキャストとして加わったのは、以下の5人。

・ジュリエット・ライランス(『McMafia-マクマフィア』レベッカ・ハーパー役)
E・B・ジョナサン弁護士の秘書を務めるデラ・ストリート役。賢くノウハウを知り尽くし、クリエイティブな彼女は現代的な企業でCEOになりたいという野心を持っている。

・アンドリュー・ハワード(『エージェント・オブ・シールド』ルーサー・バンクス役)
ロサンゼルス市警察の殺人課に勤務するエニス刑事役。我が道を行くためなら、適切な手順を踏まえずに捜査を進める達人という役どころ。

・エリック・ラング(『ナルコス』ビル・シュテックナー役)
殺人課のホルコム刑事役を演じ、エニスと同じく強引に捜査を進めていくキャラクター。

・ロバート・パトリック(『SCORPION/スコーピオン』ケイブ・ガロ役)
南カリフォルニア州で様々な企業を牛耳るハーマン・バッカリー役。ロサンゼルス市警察に対する並行捜査でペリー・メイスンとE・B・ジョナサンを雇っている。

・スティーヴン・ルート(『バリー』モンロー・フュークス役)
地方検事のメイナード・バーンズ役。状況によってアメとムチを使い分ける、世渡り上手の嫌な奴という役どころ。

すでにE・B・ジョナサン役に、Netflixの王室ドラマ『ザ・クラウン』や『ママと恋に落ちるまで』などに出演しているジョン・リスゴーが、メイソンの姉妹アリス役に、サスペンスドラマ『オーファン・ブラック 暴走遺伝子』で一人7役を演じたタチアナ・マズラニーがキャスティングされている。その他、『ボードウォーク・エンパイア 欲望の街』のシェー・ウィガムや『GOTHAM/ゴッサム』のクリス・チョーク、『シックス・フィート・アンダー』のリリ・テイラー、『LAW & ORDER: 性犯罪特捜班』のジェファーソン・メイズ、『GLOW:ゴージャス・レディ・オブ・レスリング』のゲイル・ランキン、『ハリーズ・ロー 裏通り法律事務所』のネイサン・コードリーらも出演する。

本シリーズで脚本・ショーランナー・共同製作総指揮の3役を務めるのは、ロリン・ジョーンズ(『Weeds ~ママの秘密』)とロン・フィッツジェラルド(『ウエストワールド』)。主演のマシューは、ロバートらと共に製作総指揮にも名を連ねている。(海外ドラマNAVI)

Photo:

マシュー・リス© NYKC/FAMOUS
タチアナ・マズラニー© FAM020/FAMOUS
ロバート・パトリック© NYPW/FAMOUS
クリス・チョーク© FAM008/FAMOUS
ジュリエット・ライランス© Phil Roach/FAMOUS
アンドリュー・ハワード© PHIL ROACH/FAMOUS