『フレンズ』でキャストが噴水に入るオープニングが生まれた秘話が明らかに!

1994年から10シーズンにわたって放送され、いまだに絶大なる人気を誇る米NBCのシットコム『フレンズ』。そのオープニング・クレジットでメインキャスト6人が噴水に入るシーンが登場するが、その場面が生まれた秘話が明らかとなった。

米Entertainment Weeklyのインタビューで、『フレンズ』の舞台美術を務めたグレッグ・グランデが、オープニング・クレジットでキャスト6人が噴水になだれ込むシーンが誕生した秘話を披露した。

「私が覚えている限り、それは脚本には書かれていなかったと思う。もっと即興的だったんだ。夕方になると、さらにキャストは試行錯誤を重ねて楽しみだした。おそらく、何杯かカクテルを飲んでハッピーになってたんじゃないかな。誰が始めたかは言わないが、キャストの一人が噴水に入って全員が中に入ることになったんだ。それは最高のシーンのひとつだし、即興っぽくて素晴らしい瞬間だったよ」と、そのシーンの撮影は楽しかったと振り返っていた。

ところがNBCの重役は、噴水のシーンも含めてオープニング・クレジットがいかにも若々しくてヒップな感じだと言って気に入らず、プロデューサーのケヴィン・ブライトに作り直すよう指示を出したのだという。

しかし、最終的にある程度は製作チームが変更を加えたものの重役側が妥協し、あのオープニング・クレジットシーンが10シーズンにわたり使用されたそうだ。

そしてオープニングシーンは、いつも6人が集まっていたカフェ"セントラル・パーク"を再現していたため、グランデは小道具のメインとなる黄色いソファとティファニーのランプを現場に持って行ったことも語っていた。

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『フレンズ』は今年で25周年を迎え、25年前の1994年に放送開始された記念すべき日である9月22日(日)に合わせたスケジュールで、アメリカの一部の劇場で選りすぐりの12話に未公開映像や秘蔵インタビューを加えた映像を上演するイベントを開催。イギリスでは舞台セットやシリーズにまつわる屋台やカクテルバーなどが立ち並ぶファンイベント"Friendsfest"が現地時間9月29日(日)まで開催されており、11月からロンドンで再び似たイベントを催すことが決まっている。(海外ドラマNAVI)

Photo:『フレンズ』 (C) Warner Bros. Entertainment Inc.