作家コリン・デクスターが生んだ、本国イギリスではシャーロック・ホームズやエルキュール・ポワロよりも人気があるとも言われる名刑事モース。その若き日を描いた『刑事モース ~オックスフォード事件簿~』でもおなじみのキャラクターの本家シリーズ、『主任警部モース』がHDリマスター版でNHK BSプレミアムにて11月23日(土)より放送される。
捜査現場に真っ赤な高級車で駆けつけ、クラシック音楽とクロスワード、そして酒と女性をこよなく愛するロマンスグレーの英国紳士モース。博識で事件に対しては直感が冴えるが、感情的になり、時にルールすれすれの捜査を展開することも。そんな人間味あふれる主任警部のモースが、右腕の部下であるルイス刑事とともに、予測不能な難事件を華麗に解き明かす!
デクスターの原作を元にした本作の脚本家には、『イングリッシュ・ペイシェント』と『リプリー』で2度アカデミー賞脚色賞にノミネートされたアンソニー・ミンゲラ、『刑事モース』の脚本も担当しているラッセル・ルイス、『アナザー・カントリー』のジュリアン・ミッチェルも名を連ねる。そして監督を担当するのは、『恋におちたシェイクスピア』のジョン・マッデン、『シャーロック・ホームズの冒険』のピーター・ハモンド、『トレインスポッティング』のダニー・ボイル、『司祭』のアントニア・バードといった実力者たち。
レギュラーキャストは『ロンドン特捜隊スウィーニー』のジョン・ソウ、『オックスフォードミステリー ルイス警部』のケヴィン・ウェイトリー、『銀髪の狼』のジェームズ・グラウト。ゲストがこれまた豪華で、『ロード・オブ・ザ・リング』のショーン・ビーン、『刑事フォイル』のマイケル・キッチン、『バットマン リターンズ』のマイケル・ガフ、『スター・ウォーズ』のイアン・マクディアミッド、『ハリー・ポッター』のジェイソン・アイザックス、『ダウントン・アビー』のフィリス・ローガン、『女王陛下のお気に入り』のレイチェル・ワイズ、『刑事モース』のロジャー・アラム、『フル・モンティ』のトム・ウィルキンソン、『SHERLOCK/シャーロック』のルパート・グレイヴス、『オースティン・パワーズ』のエリザベス・ハーレイ、『シャザム!』のマーク・ストロング、『ムーラン・ルージュ』のジム・ブロードベント、『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』のジョニー・リー・ミラー、『オリエント急行殺人事件(1974)』のジョン・ギールグッドなどが一話だけ出演しているのも見逃せない。
『主任警部モース』はNHK BSプレミアムにて11月23日(土)よりスタート。毎週土曜16:15から放送となる。また、モースの若き頃を描いた『刑事モース~オックスフォード事件簿~』も2020年2月から放送決定! 以前放送されたCase.10~13の再放送のほか、新作のCase.14~17が登場する。放送日時の詳細が分かり次第、追ってお伝えしたい。(海外ドラマNAVI)
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『主任警部モース』
© ITV Studios Limited 1992