約200人の乗った飛行機が飛行途中で一瞬、激しい乱気流に遭うものの無事に到着する。しかし、着いてみると世界では5年半もの時が経っていた。さらに彼らは不思議な"声"が聞こえたり"ビジョン"が見えるようになり...。「浦島太郎」とSFミステリードラマ『4400 未知からの生還者』を彷彿とさせるSFサスペンスドラマ『MANIFEST/マニフェスト』が、10月15日(火)からスーパー!ドラマTVにて日本初放送となる。ロバート・ゼメキス(『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『フォレスト・ガンプ/一期一会』)製作総指揮の本作からキャスト、スタッフ、声優のインタビューをお届けしていこう。第1回に登場するのは、主人公ミカエラ・ストーン役のメリッサ・ロクスバーグ。自身の役が抱える傷やその魅力、本作とシンクロした体験について語ってくれた。
――『MANIFEST/マニフェスト』はどんな作品ですか?
主人公たちの乗った飛行機が乱気流に遭った後で着陸したら、なぜか彼ら以外の世界では5年半もの月日が経過していたという設定よ。飛行機での失踪を経験した搭乗者たちは新たな現実で自分の人生を再び作り直す一方、あの時に飛行機で一体何が起きたのかを解明しようとするの。
――あなたが演じるミカエラ・ストーンというキャラクターについて教えてください。
ミカエラはすごく痛ましいキャラクターで 飛行機に乗る前にも降りた後にも、いろんな苦難を経験しているの。飛行機に乗る前の彼女は、車の事故を起こして親友を亡くしていて、その事故に対して重い責任を感じていた。そして飛行機が着陸したら、母親はもう亡くなっていて、プロポーズしてくれた恋人はミカエラを失ったことに踏ん切りをつけてすでに次の段階に進んでいた。びっくりするような方法でね。ミカエラはそんな状況をものすごく冷静に見て立ち直る。彼女は過去のいろいろな経験から、強い女性になっていたの。
――ミカエラをどう思われますか?
ミカエラはすごくいいキャラクターよ。人間らしくて、たくましい女性という感じじゃなくてごく普通の人間ね。もちろんたくましいところもあるけど、欠点もものすごくある。過ちを犯してしまったこともあるから、だれもが親しみを感じるキャラクターなの。(製作総指揮の)ジェフ・レークがすごくいいキャラクターに作り上げてくれたわ。
――第1話でミカエラにとって決定的な瞬間はありますか?
飛行機から降りると母親が亡くなっていたことね。ミカエラにとって母親はよりどころだったの。さらには家と恋人も失ってしまった。でも、そんなひどい状況からミカエラは生まれ変わっていくの。
――戻ってきた世界でミカエラは様々な現実に直面しますが、別の道を歩む元恋人を取り戻そうと奮闘するのでしょうか?
それには倫理的な問題が関わってくるわね。相手の幸せを見守るのか、取り戻そうとするのか。自己中心的になるのか自己犠牲的になるのか。第1話を見れば、少し分かると思うけど。
――ご自身はプライベートで飛行機に乗る時にどんなことを考えますか?
第1話ではあの飛行機に搭乗していた全員が無料航空券のようなものを受け取ったんだけど、この前、空港で待っていた時に無料航空券が配布されていたの。だから「絶対に嫌。受け取っちゃダメよ」って言ったの。「みなさん、5年後に会いましょう」ってね(笑) 第1話の冒頭ではなんてラッキーな人たちかしらって思うんだけど、その結果、そんなことってある?って状況になるんだもの。だから無料航空券をもらう時にはもう少し考えた方がいいと思うわ(笑)
<『MANIFEST/マニフェスト』インタビューリレー>
【2】ジョシュ・ダラス(ベン・ストーン役)「『LOST』と『THIS IS US』を掛け合わせたようなドラマ」
【3】ジェフ・レーク(製作総指揮)「先の展開?僕自身はいろいろ知ってるよ」
【4】ロバート・ゼメキス(製作総指揮)「視聴者が楽しめる要素がすべて詰まっている」
【5】三森すずこさん(ミカエラ・ストーン役)「リアリティもあるけど、ファンタジックでミステリーもあって面白い」
【6】森川智之さん(ベン・ストーン役)「一番の見どころは細やかなリアルさ」
『MANIFEST/マニフェスト』は10月15日(火)22:00よりスーパー!ドラマTVにてスタート。
[二]毎週火曜 22:00~ ほか
[字]毎週火曜 24:00~ ほか
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『MANIFEST/マニフェスト』
© Warner Bros. Entertainment Inc.