大学の裏口入学問題で起訴された、人気ドラマ『フルハウス』とその続編『フラーハウス』のベッキー役で知られるロリ・ロックリンが、一連の事件のせいで精神的に参っているようだ。米E!Onlineが報じている。
同スキャンダルは、ロリやフェリシティ・ハフマン(『デスパレートな妻たち』)をはじめとする著名人やセレブなどの富裕層の約50人が、ウィリアム・シンガー被告が運営する偽の慈善団体に謝礼金を支払うことで、米大学進学適性試験であるSATやACTでの替え玉受験などの不正を行い、子どもたちをスタンフォード大学やイエール大学といった名門校に入学させていた事件だ。
有罪を認めたフェリシティには、10月25日(金)から14日間の服役の上、1年間の保護観察処分と3万ドル(約320万円)の罰金、250時間の社会奉仕活動が課せられている。
一方、無罪を主張しているロリと夫でファッションデザイナーのモッシモ・ジャヌリは、娘イザベラ(21歳)とオリヴィア(20歳)のために、合計50万ドル(約5560万円)を支払ってボート部のスカウト入学と偽り、南カリフォルニア大学に入学させていた。
関係者によると、ロリはできるだけ笑顔でいようと努めているそうだが、この状況下ではなかなかそうもいかず、不安に押しつぶされそうになっているという。また彼女の現状を知る者によると、「ロリは、自分の公的な人間価値が急落したり、刑務所に服役することに直面するとは想像していませんでした。この事件は、彼女の人生のあらゆる側面に影響を与えたのです」と述べている。
ロリは、今年3月13日に米Hallmark Channelの時代劇ドラマ『こころ呼ぶとき(ホープバレー物語)』の撮影中に逮捕され、その後シリーズを解雇。さらに、今年配信予定の『フラーハウス』最終シーズンからも離脱。このスキャンダルの影響は大きかったようだ。
また、不正入学をしたとされる次女オリヴィアは、美容関係のYouTuberで、190万人のサブスクライバー、そしてIntagramでは130万人のフォロワーがいるインフルエンサーだったが、彼女とブランド提携をしていた米Amazon、ドルチェ&ガッバーナ、マーク・ジェイコブズ・ビューティー、ヒューレットパッカード(HP)などは、次々と契約を打ち切っている。
とはいえ、この事件でロリの家族の絆は強まっているよう。「娘たちは、これまでよりもずっとロリとの絆が深まっています。ニュースが報道された時、家族はバラバラになってしまったように見えましたが、今は一致団結しています。みんな、お互いを支え合っています。そして、ロリたちは無罪を主張していますが、それは良い判断だったと言えるでしょう。ロリは前向きにいるよう努めています」
ロリが一環して無罪を主張している理由は、シンガー被告に支払ったお金は、本当にチャリティへの寄付金と信じていたためだという。それを主張することで無罪の判決が下ると考えているようだが、そうは言ってもやはり心配で眠れない夜が続いているそうだ。
While Felicity Huffman pleaded guilty last week, today Lori Loughlin pleaded not guilty to conspiracy to commit mail and wire fraud, honest services mail fraud and conspiracy to commit money laundering. Here are all the college admissions scandal updates: https://t.co/OTBrtLmJ0J pic.twitter.com/4I5hQhEkMY
— E! News (@enews) April 15, 2019
メディアに出ることなく長い間、身を隠す生活をしているロリと家族たち。だがどうやら人生の次なるステップも考えているという話もある。有罪と認めたフェリシティとは反対に、無罪を主張し続けているロリの判決に注目が集まるところだ。(海外ドラマNAVI)
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ロリ・ロックリン