今年公開され世界興行収入で『アバター』を抜き、歴代1位となる大ヒットを記録したマーベル映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』。様々な力を持ったヒーローたちが集結するアベンジャーズだが、どうやらまた新たなアベンジャーズとも言えるグループがマーベルから誕生しそうだ。米Deadlineなどが報じている。
米ラジオ局SiriusXMとPandoraで進められているこのプロジェクトは、ブラック・ウィドウ、ホークアイ、ウルヴァリン、スター・ロードらを中心にしたもの。SiriusXMと複数年契約を結んだマーベルの親会社のディズニーは、イベント企画や脚本のあるポッドキャスト、また脚本のないインタビューなどを提供するという。
両社は、有名なコミックキャラクターのウルヴァリン、ホークアイ、ブラック・ウィドウ、スター・ロードをベースにした4つそれぞれの新しいシリーズの他に、この4人が1つのチームとなり登場する5つ目となるシリーズを製作する予定。脚本のないポッドキャストの方では、セレブゲストとのインタビューとトーク番組を通して、現代におけるポップカルチャーの視点で見たマーベルの歴史に迫る。
マーベル・エンターテイメント社長のダン・バックリーは、今回のプロジェクトについてコメントを発表した。「みなさんは、パワフルな物語を読み、見て、聞いたと思います。我々マーベル・スタジオは、オーディオの世界こそが、世界中のファンにお届けできるマーベル・ユニバースの次なるステップだと思っております。物語を語る手法は常にマーベルの成功の本質であり、SiriusXMとPandoraはマーベルの豊かで複雑なストーリーをこれまでにない新しい方法で、リスナーに届ける適切なプラットフォームであり、最適なパートナーだと感じでおります。今後何週間、何カ月にもわたって協力できることに楽しみにしております」
マーベルと共同で生み出す新たな世界でファンを楽しませるSiriusXMにとっては、今回のポッドキャストなどの企画は非常に大きな契約と言えるだろう。SiriusXM社長兼コンテンツ最高責任者のスコット・グリーンスタインは、今回の報道を受けて次のように語った。
「映画、TV、その他のメディアのいずれにおいても、マーベルはあらゆる場所で成功を収めており、質の高いポップカルチャーの輝きを利用し、多くの視聴者を引きつけています。そしてマーベルは、その天才的なクリエイティヴさをSiriusXMとPandoraにもたらしてくれました。弊社オリジナルのポッドキャストを製作するにあたり、今回パートナーをマーベルに決めさせてもらいました。彼らが新しいオーディオプログラミングを製作し、SiriusXMとPandoraの最高品質のポッドキャストを提供することにとても喜ばしく思っております。マーベルとの新しいクリエイティブコラボレーションのもと、みなさんにマーベル・ユニバースへとのめりこむ冒険となる内容の濃いポッドキャストをお送りします」
Marvel Teams With SiriusXM On Podcasts & Preps Scripted Series Featuring Wolverine, Hawkeye, Black Widow https://t.co/di2KqcLJgc pic.twitter.com/qqCfRH5gHU
— Deadline Hollywood (@DEADLINE) October 22, 2019
ポッドキャストという新しいスタイルでマーベル・ユニバースをさらに展開するこの企画。上記のシリーズは、2020年に放送予定。(海外ドラマNAVI)
Photo:
Marvel 米DeadlineのTwitterより