2007年より6シーズンにわたり米CWで放送され、NYに暮らすセレブな高校生の友情や恋愛模様を描いて大ヒットした『ゴシップガール』。そのリブート版が製作されることはお伝えしたばかりだが、オリジナル版を担当した脚本家が、当初"ゴシップガール"は別の人物の予定だったと明らかにした。米Teenvogueが報じている。(※本記事は、ゴシップガールを明らかにしておりますのでご注意ください)
最終的に"ゴシップガール"は、ペン・バッジリー(『YOU ―君がすべて―』)が演じたダン・ハンフリーだったが、当初は彼のはずではなかったという。オリジナル版、そしてリブート版でも脚本・製作総指揮を担うジョシュア・サフランが衝撃の真相を語った。
「私としては、ダンをゴシップガールにするつもりはありませんでした。だから、ダンが"僕がゴシップガールだ"と冗談を言うのが好きなんです。その頃にはすでに私はこの作品に関わっていなかったので。ですが、ダンがどうしてそういう設定になったのかは理解できます。私はずっと心の中でネイト・アーチボルトだと思っていました」と、驚きの告白をした。
サフランが番組製作から離れたことで、他のスタッフによりダンになってしまったゴシップガール。だが、ネイトの前にも実は案があり、それはセリーナ・ヴァンダーウッドセンの弟、エリックだったとも明らかにした。
「エリックがゴシップガールであるようなヒントを少しずつばれないように出していました。そしたら、ニューヨークポスト紙が"ゴシップガールはエリックだ"という記事を出したのです。こちらとしては"変えないと!"ということにせざるをえなくなったのです。すると脚本家の一人が、ネイトは一度もゴシップガールに投稿をしたことがないと気がついたのです。シーズン5の最後までは少なくともそうでした。それで我々は、"よし! ネイトがゴシップガールだ!"となったのです」
そんな驚きの『ゴシップガール』だが、今回ワーナー・メディアが立ち上げる新配信サービスHBO MAXで全10話となるシリーズが発注された。リブート版ではマンハッタンに暮らすゴージャスな高校生を新たに紹介し、オリジナル版が終了してから8年後を舞台に、いかにソーシャルメディアとNYの状況が変わったかが描かれる。そして、"ゴシップガール"として、オリジナル版の全エピソードでナレーションを務めたクリステン・ベル(『グッド・プレイス』)もナレーターとしてカムバックする。
"ゴシップガール"候補だった人物も分かり、エリックやネイトの様子を注目しながら、オリジナル版『ゴシップガール』を見てみるのも面白いかもしれない。『ゴシップガール』の視聴記録やレビューは、【海外ドラマNAVI作品データベース】にて。(xoxo...海外ドラマNAVI)
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『ゴシップガール』(c)Warner Bros. Entertainment Inc.