大ヒットSFコメディ映画『ゴーストバスターズ』シリーズなどで知られるコメディ俳優のビル・マーレイが、アニメ映画『シュレック』シリーズのプロデューサーとして知られるジェフリー・カッツェンバーグが設立した新配信サービス「Quibi」の新作コメディドラマ『The Now(原題)』に出演することが明らかとなった。
『The Now』の主人公は兄弟が自ら命を絶ち、過去に父親も自殺で亡くなったことを母親から知らされ、死のうとしていたエド・プール。しかし、すぐにエドは自分の人生を価値あるものにできる唯一のことは、「過去を忘れて未来に臆することなく、ただ今を生きることだ」と気づき、新たなエドの人生が始まる展開となるようだ。
エドを演じるのは、マジックをテーマにしたミステリー映画『グランド・イリュージョン』やコメディ映画『ネイバーズ』シリーズに出演し、Netflixの恋愛オムニバスドラマ『easy イージー』などにも登場しているデイヴ・フランコ。
その他にダリル・ハンナ(『センス8』)、アリッサ・ミラノ(『溺れる女たち ~ミストレス~』)、ジミー・タトロ(『アメリカを荒らす者たち』)、ロブ・ヤン(『キング・オブ・メディア』)、レックス・スコット・デイヴィス(『パージ:エクスペリメント』)の出演も決定している。
関係者によると、すでにビルの出演シーンの撮影は終わっているが、演じる役柄の詳細は明かされていない。
『グリーンブック』で監督・脚本を手掛け、アカデミー賞作品&脚本賞に輝いたピーター・ファレリーがクリエイターを務め、共同で脚本・監督も担う予定だ。製作総指揮に名を連ねるのはスティーヴ・ゴリン(『TRUE DETECTIVE/迷宮捜査』)、ジェフ・オーキン(『グッド・ガールズ! ~NY女子のキャリア革命~』)。
1970年代後半にバラエティ番組『サタデー・ナイト・ライブ』で注目されたビルは、その後は主に映画界で活躍。『チャーリーズ・エンジェル』や『ロスト・イン・トランスレーション』などの話題作に出演し、コメディドラマ『アルファ・ハウス』などでドラマシリーズにもゲストとして姿を見せている。
あまりTV番組を見る時間がない人向けに、短い尺&少ない話数で構成された番組が配信される「Quibi」は、2020年4月6日(月)にサービス開始予定。現時点では、『The Now』の配信スタート日は未定だ。(海外ドラマNAVI)
Photo:ビル・マーレイ© NYKC