ドラマ版『ロード・オブ・ザ・リング』、若きガラドリエル役が決定!

シーズン1配信前にシーズン2への更新が決まった米Amazon製作によるドラマ版『ロード・オブ・ザ・リング』。映画版よりも前の時代となる第二紀を舞台に、中つ国で起こる出来事が描かれる本作では、ファンにとっておなじみのキャラクターが若かりし姿で登場することが明らかになった。米Varietyが報じている。

キャストは少しずつ報じられる一方で、それぞれが演じるキャラクターに関しては謎の多い本作だが、今回登場することが分かったのはエルフの女王ガラドリエル。『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズやその数十年前を描いた『ホビット』シリーズではケイト・ブランシェットが演じていた。エルフなので並外れて長寿であるガラドリエルが若かりし頃の姿で登場してもおかしくはないが、ドラマ版ではケイトでなく『クロール ―凶暴領域―』『Merry Christmas! ~ロンドンに奇跡を起こした男~』といった映画に出演するモーフィッド・クラークが扮するという。

今回抜擢されたウェールズ出身の新鋭女優モーフィッドは、先日トロント国際映画祭でプレビューされた『Saint Maud(原題)』というホラー映画で主要キャストを務めたほか、米HBOで放送中のファンタジードラマ『His Dark Materials(原題)』でジェームズ・マカヴォイ(『IT/イット THE END "それ"が見えたら、終わり。』)やルース・ウィルソン(『アフェア 情事の行方』)、リン=マヌエル・ミランダ(『メリー・ポピンズ リターンズ』)と共演している。ドラマではベネディクト・カンバーバッチ主演の『パトリック・メルローズ』やミステリードラマ『エイリアニスト』で姿を見せたほか、『SHERLOCK/シャーロック』クリエイターの新作ドラマ『Dracula(原題)』にも起用されている、注目の若手だ。

本作の脚本を手掛けるのは、映画『スター・トレック』最新作でもペンを執るパトリック・マッケイとJ・D・ペイン。さらに、米HBOの大河ファンタジー『ゲーム・オブ・スローンズ』に対抗して製作されたと言われているためか、その脚本を全8シーズンにわたって担当したブライアン・コグマンがコンサルティング・プロデューサーとして携わる。そして、クリス・プラット主演『ジュラシック・ワールド/炎の王国』やユアン・マクレガー主演『インポッシブル』の監督として知られるJ・A・バヨナがシーズン1の最初の2話でメガホンを取る。

今年3月、本作の公式Twitterは「一つの指輪が全てを支配する。その指輪が全てをもたらすだろう。その指輪は、暗闇の中でそれらを結びつけるだろう。シャドウ・オブ・モルドールの中で。第二紀へようこそ」とツイートしていた。

旬なキャスティングが光る『ロード・オブ・ザ・リング』。ガラドリエル以外にもなじみのあるキャラクターが登場するのだろうか。続報が入り次第、随時お伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)

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似てる?モーフィッド・クラークとケイト・ブランシェット版ガラドリエル(Varietyの公式twitterより)