世界中で大ヒットした大河ファンタジー『ゲーム・オブ・スローンズ』(以下『GOT』)で第三章から最終章までトアマンドを演じたクリストファー・ヒヴュが米Entertainment Weeklyのインタビューに応じ、『GOT』が終わりを迎えた時の心境、そしてトアマンドのその後について話している。
(※本記事は、同シリーズの重要なネタばれを含みますのでご注意ください)
昨年5月に放送が終了した後も、イベント等で度々顔を合わせていた『GOT』のキャストたち。そのため、クリストファーは「終わったとは感じていなかった」そうだが、今年1月に開催された全米映画俳優組賞(SAG賞)授賞式では今までとは違う気持ちになったという。
「撮影の終了時に終わりを迎え、放送終了時に終わりを迎え、いくつかの授賞式でも終わりを迎えた。でも今回(SAG賞)は、本当の本当の最後という感覚だった。いい気分だ。トアマンドには全てを費やした。このキャラクターの恋愛模様と、(シリアスな場面が多い本作の中で)息抜きできるような存在としての演出をとても気に入っているんだ。最初は敵として登場し、最後は癒しのキャラクターになったからね」と、苦楽を共にした仲間たちとの最後を迎えた際の心境を明かした。
また、トアマンドは最終的にジョン・スノウ(キット・ハリントン)とともに〈壁〉の向こうへと向かったが、その後はどうなったと思うかを聞かれると、「ジョンはひどく落ち込んでしまっているから、元気づけてくれるトアマンドが必要になるんだ。火のそばで互いを温め合うんだよ」と笑いながら返答。「トアマンド自身も失恋で傷ついたから、(ジョンとの)絆をさらに深めるんじゃないかな」とほっこりするような未来予想図を描いてくれた。
『ゲーム・オブ・スローンズ』終了後のクリストファーは、母国ノルウェーやスウェーデンのTVシリーズに出演しているほか、全米で公開中のコメディ映画『Downhill(原題)』に出演中。本作は2014年に公開されたスウェーデン映画『フレンチアルプスで起きたこと』の英語版リメイクで、クリストファーは両作に出演している。
この映画では、『Veep/ヴィープ』でエミー賞常連となったジュリア・ルイス=ドレイファスや、『俺たちニュースキャスター』シリーズのウィル・フェレル、『HOMELAND』のミランダ・オットーと共演している。(海外ドラマNAVI)
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