【FBIドラマ】『クリミナル・マインド』『マインドハンター』『ツイン・ピークス』...タイプ別おすすめはこれだ!

海外ドラマの王道ジャンルともいえる犯罪捜査ドラマ。そのなかでも、特に人気があるのがFBI捜査官を描くシリーズだろう。激しいアクションが売りのシリーズから頭脳戦が見ごたえのあるドラマまで幅広いのも特徴だ。また、一口にFBI捜査官といってもそのタイプは様々。新旧交えてタイプ別に10作品ご紹介しよう。(※配信情報は2020年4月時点の情報です)

◆FBI捜査官になるには?

『クワンティコ』

実在するバージニア州にあるFBI特別捜査官養成所を舞台に、過去と現在が交差しながら描かれるクライムサスペンス。これから捜査官になるというだけあって出演キャストは若手が多く、主人公アレックスに扮するインド出身のプリヤンカー・チョープラはミス・ワールドで優勝した経歴を持つなど、美男美女揃いだ。

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本作では、FBI捜査官になるため候補生として厳しい訓練や実践トレーニングを受ける様子が見られるのも興味深い。養成所卒業後に爆弾テロが起き、FBI捜査官となったアレックスがテロの首謀者として容疑を掛けられ、同期生がテロメンバーとして疑われる。アレックスは容疑を晴らすことができるのか、そして真犯人は誰なのか――。シーズン3まで製作されているが、U-NEXTではシーズン1と2を配信中

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◆海外ドラマの原点

『ツイン・ピークス』

鬼才デヴィッド・リンチ監督が生み出した海外ドラマの原点とも表され、今でもカルト的な人気を誇るサスペンスドラマ『ツイン・ピークス』。カナダの国境に近い地方の町ツイン・ピークスで、女子高校生ローラ・パーマーが何者かに殺される。地元の保安官とともに調査にあたるのがFBI捜査官デイル・クーパー(カイル・マクラクラン)だ。

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小さな町に潜む愛と欲望、憎しみと裏切りに満ちた人間関係や常識を超えた怪現象など...増え続ける謎や独自の美学に魅了されたファンは多く、ロケ地まで出かける熱心なファンが出現したり、CM、グッズが製作されるなど社会現象化し、一大ブームとなった。1990年から2シーズン製作された『ツイン・ピークスは』、2017年に物語の25年後を描くという形で『ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ』として戻って来た。

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◆オカルトチックなFBI捜査

『X―ファイル』

怪奇現象・超常現象をテーマにしたストーリーで、これはもうクライムサスペンスのカテゴリーではなくSFドラマだ。FBIの中にある真相究明できない未解決事件のレポートである「Xファイル」を扱うXファイル課。そこで働くデヴィッド・ドゥカヴニー扮するモルダー捜査官とジリアン・アンダーソン演じるスカリー捜査官。超常現象を信じ調査に没頭するモルダーと、医師の資格と現実的な判断基準をもつスカリーという、とても対照的な二人が人智を超えた多くの不可解な事件に挑みながら信頼関係を築いていく。

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二人の捜査官のキャラクターも魅力だが、それだけではなく「もしかしたら現実なの?」と思わせる超常現象の数々。発見された遺体に地球上には存在しない材質の金属片が埋め込まれていたり、人工知能の暴走、UFOの落下、エイリアンや黒魔術などのオカルト的ストーリー、そして影の政府の存在など...。陰謀論好きには堪らない展開や豪華なゲスト出演者、巨額の予算を掛けたハイクオリティな映像が人気を呼び、シーズン11まで製作された。U-NEXTで全11シーズン配信中。Huluではシーズン11を配信中。

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◆事務方の捜査官にスポットライト

『マインドハンター』

『セブン』『ゾディアック』など、ショッキングな連続殺人犯や猟奇的なスリラー作品を生み出してきたことで知られる鬼才デヴィッド・フィンチャー監督が手掛けるNetflixオリジナルドラマ。

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このドラマが他のクライムサスペンスと決定的に違うのが、残酷的な描写や激しいアクションシーンがほとんどないこと。というのも、本作はFBIの若き捜査官フォード(ジョナサン・グロフ)と行動分析課のベテラン捜査官テンチ(ホルト・マッキャラニー)が組んで、1970年代後半から本格的にプロファイリングの手法を犯罪学として確立させていく過程を描くドラマだからだ。実在の連続殺人鬼へのインタビューなどを通して、いかにプロファイリングが犯人逮捕、事件解決に有効であるかを証明していく様は、緊張感や臨場感がじわじわと伝わってくる目が離せない良質なドラマだ。Netflixでシーズン1と2を配信中。

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◆犯人の心理を分析して行動を予測する

『クリミナル・マインド FBI行動分析課』

FBIに実在する機関「BAU=行動分析課」に所属する、犯罪者の心理を知り尽くした一流のプロファイラーたちが全米各地で起こる凶悪犯罪に挑む犯罪捜査ミステリー。犯罪を繰り返すことで己の欲望をみたそうとするシリアル・キラーを、膨大なデータに基づいて「秩序型」「無秩序型」などに分類し、それぞれの特徴を新たな犯罪者たちの足跡に照らし合わせることで次なる犯行を予測する行動分析課が事件解決に挑む。

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犯罪者の心を分析してその闇を暴くという、今までのFBIものとは異なる捜査方法が人気のシリーズ。異常犯罪者が犯人なだけに、内容が重く、目を瞑いたくなるようなシーンも多い。しかしBAUのメンバーが互いを信頼しながらプロファイリングを進めて事件を解決していく様子は見ごたえがあり出演するキャストたちの人気も高い。HuluとAmazon Prime Videoでシーズン1~12まで、U-NEXTではシーズン1~13まで配信中。

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◆指名手配犯が捜査協力!?

『ブラックリスト』

国際指名手配犯がFBIに出頭し捜査手伝いを申し出るところから始まるちょっと異質な犯罪サスペンスドラマ。超A級犯罪者レイモンド・"レッド"・レディントン(ジェームズ・スペイダー)が、何の前ぶれもなくFBI本部にみずから投降してくる。そして世界中の犯罪者の情報を集めた「ブラックリスト」を国に提供するという空前絶後のアイディアが展開する。

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まだ訓練を終えたばかりの新人捜査官エリザベス・キーン(メーガン・ブーン)としか話をしないという条件をレッドがつけたため、FBI出勤初日からエリザベスはレイモンドの尋問を担当することに。指名手配犯とFBIが協力して犯罪解決に導くという一味違う物語が展開する。シーズン1~6をNetflixとU-NEXTで配信中。

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◆天才詐欺師と頭脳捜査

『ホワイトカラー』

頭脳明晰な天才詐欺師と敏腕FBI捜査官が手を組んで知的犯罪者を追い詰めていく犯罪捜査ドラマ。このドラマが他のFBIものと違うのは、犯罪捜査だけれど知能犯専門チームを描くのでとにかくスタイリッシュで主人公がイケメン過ぎる!マット・ボマー扮する詐欺師ニール・キャフリーは、様々な知的犯罪に精通する天才的な頭脳を持ち、裏社会の住人たちにも顔が広い。FBI捜査官ピーター・バーク(ティム・ディケイ)に逮捕され、FBIに協力することを条件にGPSを装着して制限付きの自由を許される。FBIのコンサルタントとして捜査に協力して高い検挙率で知的犯罪を解決に導くが、やがてニールは自由を望みはじめ――。

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ストーリーが進むごとに次第に二人の間に信頼関係が生まれてくる。ニールはFBIではなく、あくまでコンサルタントという立場なので、事件解決にあたり捜査官では出し得ない色々なアイデアが出てくる、その立場の違いなどが楽しんで見れるポイントだろう。Huluで全6シーズン配信中。

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◆手掛かりは骨から

『BONES -骨は語る-』

損傷が激しい遺体を骨から分析し、身元特定や事件の手がかりを見つけ出す法人類学者のブレナン(エミリー・デシャネル)が、FBIが持ちこむ変死体や白骨遺体がからんだ難事件の謎を、個性的な研究室メンバーとともに紐解いていく犯罪捜査ドラマ。

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このドラマの魅力はその謎解きの楽しさだけではなく、捜査を担当する体育会系の特別捜査官シーリー・ブース(デヴィッド・ボレアナズ)と理論派のブレナンとのやりとりや、その関係性に発展がみられるところ。そして、研究室メンバーの個性的なキャラクターとは逆にグロテスクな遺体の映像とのギャップが面白い。主演二人はプライベートでも仲が良く、その雰囲気がドラマでも伝わってくる。全12シーズンがHulu、U-NEXTで配信中。

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◆タトゥーから事件の黒幕を追え!

・『ブラインドスポット タトゥーの女』

NYのタイムズスクエアで発見された持ち主不明のバッグ。中から出てきたのは、全身をタトゥーで覆われた全裸で記憶喪失の女性(ジェイミー・アレクサンダー)。ジェーン・ドウと名付けられた彼女のタトゥーを解析していくうちに、進行中の犯罪や陰謀を示唆していることが判明。ジェーンの背中に自分の名が彫られていたことで、彼女の素性とタトゥーの捜査することになったウェラーFBI特別捜査官(サリヴァン・ステイプルトン)が、チームの仲間とタトゥーの謎を解き明かしながら、その目的や黒幕を暴いていく。

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タトゥーだらけの裸の女性が、道路に置かれた不審物としか思えないバッグの中から登場するという幕開けはかなり衝撃的で現実離れしているようにも思える。しかし全身にあるタトゥーの一部分に焦点をあててこれから起こる事件を推測したり、謎の答えと思われたものが新たな謎を呼ぶミステリーの連鎖など、推理ドラマとしても見ごたえがある。少しずつ呼び覚まされるジェーンの記憶が彼女自身を苦しめ葛藤する様子や、特殊能力を持つジェーンのキレのあるアクションなど、見どころが多いサスペンス・アクションドラマだ。Amazon Prime VideoとHuluでシーズン1と2を、U-NEXTでシーズンシーズン1~4を配信中。

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◆やっぱり外せない!迫力満点!

『FBI:特別捜査班』

そして満を持して日本初上陸となるのが、大都会NYのFBI支局を舞台に、爆破、テロ、誘拐など様々な犯罪に挑む捜査班の活躍を描く犯罪捜査の王道、アクション満載のドラマ、その名も『FBI』だ。『LAW & ORDER』シリーズや『シカゴ』シリーズの生みの親ディック・ウルフが、『CSI』シリーズや『クリミナル・マインド 行動分析課』を放送する米CBSと組んだ本作は、ウルフが得意とする一話完結型の犯罪捜査ドラマの進化系となっている。

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一刻一秒を争う緊急事態にFBIが挑むスピーディな展開や迫力満点のアクションに加え、最前線で活躍する主人公は、夫を亡くしたマギー(ミッシー・ペリグリム)と元軍人でアラブ系アメリカ人のジダン(ジーコ・ザキ)など彼らの背景にも注目したい。「本物のFBIをモデルにして忠実に描いている」と製作総指揮のウルフが語る今もっとも話題のFBIドラマはWOWOWプライムにて4月18日(土)より放送スタート。

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Photo:『クワンティコ』©2015 ABC Studios/『ツイン・ピークス The Return』 "TWIN PEAKS": ©Twin Peaks Productions, Inc. All Rights Reserved./『X―ファイル』© 2016 Fox Television/『マインドハンター』©Netflix/『クリミナル・マインド FBI行動分析課』 (c) ABC Studios/『ブラックリスト』(C)2013, 2014 Sony Pictures Television Inc. and Open 4 Business Productions LLC. All Rights Reserved./『ホワイトカラー』© 2013 USA Network Media, LLC/『BONES』 (c)2015-2016 Fox and its related entities. All rights reserved./『FBI:特別捜査班』(c)MMXIX CBS Broadcasting, Inc. All Rights Reserved./『BONES -骨は語る-』 (c)2015-2016 Fox and its related entities. All rights reserved./『ブラインドスポット タトゥーの女』 (c) Warner Bros. Entertainment Inc.