米NBCにて1994年から2004年まで10シーズンにわたって続いた大人気ドラマ『フレンズ』。昨年25周年を迎えた本作に関して、以前から噂されていたリユニオン番組が、ワーナー・ブラザースが5月27日(水)に立ち上げる動画配信サービス「HBO Max」で製作されることは以前お伝えした通り。その収録になんとファンが同席できるチャンスが出てきた。米Varietyなどが報じている。
4月21日(火)、同番組に参加するキャストたちが告知したところによると、これは「All In Challenge」というチャリティのための企画で、寄付をした人の中から抽選で該当者が一人選ばれるという仕組み。見事当選した人は、友人5人とともに、ジェニファー・アニストン(レイチェル役)、コートニー・コックス(モニカ役)、リサ・クドロー(フィービー役)、マット・ルブラン(ジョーイ役)、マシュー・ペリー(チャンドラー役)、デヴィッド・シュワイマー(ロス役)の6人に会えるという。このゲスト6人はさらに『フレンズ』VIPとして、ドラマ版を製作していたワーナー・ブラザースでスタジオツアーを巡ったり、レイチェルたちの行きつけの店、セントラルパークでキャストと一緒にコーヒーを楽しむこともできるとのこと。
ジェニファーは自身のInstagramに今回の企画のことを以下のように告知。「ハイ、みんな。All In Challengeと協力し、みんなの健康のために貢献できることをとても嬉しく思うわ。あなたとあなたの友人の計6名を、『フレンズ』リユニオン番組の撮影の特別な観客としてステージ24(スタジオ)にご招待します! これは『フレンズ』を懐かしく思ってお祝いする番組なの。ワーナー・ブラザースのスタジオツアー付きよ。この企画が少しでも喜びをもたらしてくれればと願っているわ。Allchallenge.comのサイトに行って、10ドルでも25ドルでもいくらでもいいから寄付をしてちょうだい。集まった寄付金は全額がAmericas Food Fund(レオナルド・ディカプリオらが立ち上げた、食糧支援を行う慈善団体への寄付を募る基金)といった基金に送られるわ。この混沌の日々が終わり、みんなに会ってハグできる日が待ちきれない! それまでは、家族や友人とはFaceTimeや電話、メールで連絡を取り合ってね。繋がりを保ちましょ」
またマシューも同じようにInstagramでAll In Challengeの公式告知を引用。「僕らは全員が(この運動に)賛同しているよ。あなたも同じだと願ってる。#AllInChallenge」と投稿した。
寄付金は多ければ多いほどクジの応募数が増え、当選の可能性が高くなる仕組みだ。新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で多くの人が苦境に陥る中、支援を呼びかけるためのこのような試みは『フレンズ』以外でも行われており、ハリウッドではレオナルドとロバート・デ・ニーロが出演するマーティン・スコセッシ監督の新作映画『Killers of the Flower Moon(原題)』が、チャリティ活動に参加してくれた人の中から、劇中で通行人を演じ、彼ら3人とセットで過ごし、プレミアにも出席できる権利が当たると発表している。
米Netflixで2019年末まで配信されていた『フレンズ』全10シーズンは、ワーナー・ブラザースが4億ドル(約428億円)で配信権を獲得しており、5月下旬からHBO Maxにて配信予定。それに合わせてリユニオン番組も5月にお披露目されると思われたが、3月中旬に実施するはずだった収録は新型コロナウイルスのため延びており、事態が収まり次第、撮影されることになっている。
現在、多くのトーク番組はほぼすべてがビデオ通話機能を使って収録されているが、同番組に関しては、ドラマ版のように全員がスタジオに集まって撮影する予定だという。ファンにとってはまたとない機会なので、キャストと会えるチャンスに賭けてみるのもいいかもしれない。(海外ドラマNAVI)
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『フレンズ』
(C)Warner Bros. Entertainment Inc.