『オデッセイ』ジェシカ・チャステイン製作総指揮、英スリラー小説をドラマ化

映画『ゼロ・ダーク・サーティ』と『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされ、『X-MEN:ダーク・フェニックス』『オデッセイ』などにも出演しているジェシカ・チャステイン。演技派の彼女が設立した製作会社が、英スリラー小説をドラマ化することが明らかとなった。米Deadlineが報じている。

ジェシカのプロダクション会社であるFreckle FilmsとEndeavor Contentが、英ベストセラー作家アリス・フィーニーによるスリラー小説「His&Hers」の映像化権を獲得し、ドラマ化することとなった。

「His&Hers」で中心になるのは、警部補のジャック・ハーパーと英BBCのニュース番組でアンカーウーマンを務めるアナ・アンドリュース。夫婦だった二人は離婚後に、彼らの故郷で殺害された女性が発見されたことを機に再会する。この事件の報道にアナが消極的だったため、ジャックは元妻が関与しているのではないかと疑いを持つようになるのだが、ジャック自身が事件の容疑者になってしまう―。

ジェシカは、ケリー・カーマイケル(『マリリン 7日間の恋』)とクリステン・カンポ(『SEE 暗闇の世界』)と共同で製作総指揮を務める予定。

かつてBBCのジャーナリストだった原作者のフィーニーは、「ここ3年は素晴らしい出来事が巻き起こり、(夢でないかと)自分をつねっているぐらいです。ジェシカ・チャステインとクリステン・カンポ、Endeavor Contentと仕事ができることにワクワクしています。私は、彼らが「His&Hers」のために計画したことに夢中で、アンナ・アンドリュースとジャック・ハーパーがスクリーンで甦るのが待ちきれません」と、ドラマ化について述べた。

これまでにジェシカは女優として映画に出演するかたわら、『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』や『私はジェーン・ドウ:立ち上がる母と娘』、『ラブストーリーズ』シリーズで製作を手掛け、プロデューサーとしても活躍している。(海外ドラマNAVI)

Photo:ジェシカ・チャステイン (c)Faye S/Famous