『ダ・ヴィンチ・コード』ドラマ版、2人の新キャストが決定!

ダン・ブラウンのベストセラー小説をトム・ハンクス(『フォレスト・ガンプ/一期一会』)主演で映画化し、世界的な大ヒットとなった『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズ。その主人公ロバート・ラングドンの若かりし頃を描くドラマ版『Langdon(原題)』のパイロット版に、2人の新キャストが加わったことが明らかとなった。米Deadlineが報じている。

映画シリーズの前日譚となる米NBCのドラマ版は、小説シリーズの3作目「ロスト・シンボル」が原作となる予定。原作では「ダ・ヴィンチ・コード」の数年後という設定だが、ドラマ版はラングドンの若き姿を中心に描かれる。ハーバード大学の宗教象徴学の権威であるラングドンが、恩師の誘拐事件をきっかけに、世界にはびこる陰謀と立ち向かうことになるというストーリーだ。

この度、新たにキャストに加わることが分かった一人目は、カルト教団を描くドラマ『ザ・フォロイング』でエマ・ヒル/デニース・ハリスに扮し、Amazonのスーパーヒーロードラマ『The Tick/ティック ~運命のスーパーヒーロー~』にも出演するヴァロリー・カリー。意識が物質的な世界にどのような影響を及ぼすかを研究している、科学者のキャサリンを演じる。

もう一人は、サスペンスドラマ『ハンニバル』でエイブル・ギデオン博士を演じ、アクションドラマ『POWERS/パワーズ』などでも活躍しているエディ・イザード。彼が演じるのは、スミソニアン協会会長で、ワシントンD.C.に対する影響力を持つピーターだ。原作ではキャサリンとピーターは兄妹という設定だが、それがドラマ版に踏襲されるかは不明。

すでに主人公のロバート・ラングドン役には、『サバイバー:宿命の大統領』のピーター・マクリーシュ役や、『キング・オブ・メディア』のネイト・ソフレリ役などで知られるアシュリー・ズーカーマンが起用されている

脚本とショーランナーを担当するのは、ダン・ドウォーキンとジェイ・ビーティー(『クリミナル・マインド FBI行動分析課』『リベンジ』)。二人は、映画シリーズ3作で監督を務めたロン・ハワード、プロデューサーを担当したブライアン・グレイザー(『Empire 成功の代償』)らとともに製作総指揮も担うことになっている。

なお、ヴァロリーとエディのキャスティングは3月の時点で進められていたが、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で製作がストップしたため、彼らの配役も保留になっていたようだ。本作をはじめとした新作の製作が遅れる中、NBCは今年の後半に撮影を行う予定だと述べている。(海外ドラマNAVI)

Photo:

『天使と悪魔』のラングドン(トム・ハンクス)
(C)FAMOUS