ハワイを舞台にしたアクションドラマ『HAWAII FIVE-0』やサバイバルドラマ『LOST』、メディカルドラマ『グッド・ドクター 名医の条件』で知られるダニエル・デイ・キムが、米Amazonで超常現象ドラマを製作することが明らかになった。米Deadlineが報じている。
ダニエルが手掛ける新作ドラマとは…
『Tether(原題)』というタイトルのこの新作は、マデリン・ウッズという女性が主人公。マデリンは誘拐された夫と息子を見つけ、二人をそのような目に合わせた人物に復讐を誓うが、彼女は殺害されてしまう。マデリンは死後幽霊となるも、彼女が亡くなった家から出られなくなってしまう。幽霊の刑務所とも言えるこの状況から脱出し、愛する人たちを救う方法を見つけなければならない...というストーリー。
ダニエルが以前、米Amazonとファーストルック契約(企画を優先的に見られる契約)を結んでおり、本作はその契約の第一弾となる。
脚本を務めるのは、ケヴィン・ハメダニとトラヴィス・ベッツ。ハメダニは2009年の映画『ZMD: Zombies of Mass Destruction(原題)』や2015年の短編映画『In Her Place(原題)』などでいくつもの賞を受賞しているだけでなく、『チョーズン:選択の行方』のラジ役など俳優としても活躍している。ベッツは、Netflixで2009年に配信されたインディホラー映画『Lo(原題)』の脚本家と監督として高く評価されている。二人はダニエルと共に製作総指揮も兼任する。
ダニエルの制作会社3ADのタラ・ボーンは、「ケヴィンとトラヴィスの二人は、複雑できらびやかなジャンルと物語で今に合ったものを発することができる人たちです。彼らには期待を覆す意図的な強みがあり、人々があまり目にすることのないキャラクターや世界をお見せするのです。本作は、自分自身は善良で、包括的で、進歩的でさえあると考えている現実に存在する普通の人々をキャラクターに迎え描いているのです」と語った。
クリエイターとしても飛躍を見せているダニエル。『グッド・ドクター』をはじめ、韓国ドラマ『町の弁護士チョ・ドゥルホ』の米国版、米AMCのドラメディ『Fast Company(原題)』を手掛けることが伝えられている。そのほかに現在進行中のプロジェクトはこちらより。(海外ドラマNAVI)
Photo:ダニエル・デイ・キム (c)FAM008/FAMOUS