英BBCの犯罪ドラマ『刑事ジョン・ルーサー』に主演するイドリス・エルバが、かつて語っていた同作の映画化企画について、あらためて「実現は近い」と発言していることが明らかとなった。米Varietyが報じている。
イドリスは2018年末、同シリーズのクリエイターを務めるニール・クロスが映画版の脚本を執筆中だと明かしていた。「僕らは実際に映画版の話を進めているんだ。ニールはせっせと脚本を書いていて、映画版はさらにスケールアップすると思う。殺人が増え、ルーサーがしかめっ面をする回数も増えるだろうね。もっと大きなスケールで、国際的なストーリーにしたい」とコメント。また、「『刑事ジョン・ルーサー』には、『セブン』や『スパイダー』のようなネオノワールを彷彿とさせるあらゆる要素がある。僕らがやりたいのは、その青写真を使って映画版を作ることなんだ」とも述べていた。
それ以来、映画版の進捗状況は報じられていなかったが、イドリスが今月22日(水)から英Skyで放送される半自伝的なドラマ『In The Long Run(原題)』シーズン3のプロモーションのために行ったバーチャルイベントの中で、映画版の企画はまだ存在していると発言。「現時点で正式な計画はないんだ。だけど、僕は『刑事ジョン・ルーサー』が映画としてカムバックすることを望んでいるし、かなり映画化に近づいてるとは言えるよ」と語り、計画は立ち消えになっていないことを強調している。なお、2010年にBBCでスタートしたドラマ版は、2019年にシーズン5をもって幕を閉じていた。
イドリスがゴールデン・グローブ賞をはじめ様々な賞に輝くほどハマり役だったジョン・ルーサー役。果たして、その姿を再び映画版で目にできる日は来るのだろうか? 続報があり次第、お伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)
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『刑事ジョン・ルーサー』
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