『グッド・ドクター』製作スタッフの人生を基にした新医療ドラマが製作へ

米ABCの大ヒット医療ドラマ『グッド・ドクター 名医の条件』の製作スタッフの人生を基にした、新医療ドラマが製作されることが明らかとなった。米Deadlineが報じている。

『グッド・ドクター』で脚本・プロデューサを兼任するデヴィッド・ルノーと製作総指揮を務めるセス・ゴードン、『私はラブ・リーガル』で指揮を執ったジョシュ・バーマンがタッグを組み、ルノーの人生にインスパイアされた新作ドラマを米ABCで製作することになった。

19歳のときに交通事故に遭い、下半身不随になったルノーは、障害を負ったことが動機となり医学部へ進学して医者になったが、物語を伝える愛に駆り立てられて脚本家を目指すことを決意したという。医師を続けながらカリフォルニア大学ロサンゼルス校映画学科へ通った後、ルノーはディズニーが主催するABCの脚本プログラムに参加し、ABCのドラメディ『Blood&Oil(原題)』で脚本を手掛けるチャンスをつかむ。それ後もルノーは『グッド・ドクター』の他に、米CBSの医療ドラマ『Pure Genius(原題)』も手掛け、脚本家として活躍を続けている。

彼の人生を下敷きにした新作ドラマでは、悲劇的な事故により歩く能力を奪われ、人生の歯車が狂ってしまった女性医師を主人公に物語が綴られる予定だ。現時点ではタイトル未定。ルノーが脚本を手掛けてゴードンがメガホンを取る。

障害を持つ人々に対する先入観に挑戦し続けるルノーの心意気は、主人公ショーン・マーフィーの活躍を描く『グッド・ドクター』にも大いに反映されていると言えるのではないだろうか。なお、ゴールデン・グローブ賞をはじめとする数多くの賞にノミネート・受賞を果たしている『グッド・ドクター』は、すでにシーズン4へ更新が決定している。

新作医療ドラマのタイトルやキャストなどが決まり次第、続報をお伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)

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