Amazonの異色のスーパーヒーロードラマ『The Boys ザ・ボーイズ』でフレンチーを演じるトメル・カポンがかつて主演したイスラエルのドラマ、『ヒーローが飛び立つとき』が、Apple TV+でリメイクされることが分かった。米Deadlineが報じている。
『ヒーローが飛び立つとき』で中心となるのは、戦争から帰還して社会への復帰を目指す主人公アヴィヴ(トメル・カポン)と元戦友たち。帰郷後に疎遠になっていた彼ら4人が、アヴィヴの死んだはずの元恋人が南米で目撃されたことをきっかけに再会し、南米で捜索を開始するうちに驚愕の事実を知ることになる...というストーリーだ。
Apple Orders Straight-To-Series Remake Of Israeli Drama "When Heroes Fly" From "The Hurt Locker"s Mark Boal https://t.co/vLEp49tOe7 pic.twitter.com/uzEZm8FI7Y
— Deadline Hollywood (@DEADLINE) July 16, 2020
全10話で製作されることになった米版リメイクでは、コロンビアとベネズエラの国境でアメリカ人の若き科学者アンバー・チェスボローが行方不明になり、彼女の夫と兄が捜索を開始する展開で描かれる。アンバーを探す過程の中で、複雑な過去と軍事経験を持つ彼ら二人の個人的なドラマも綴られるとのこと。
ショーランナー・製作総指揮・脚色を担当するのは、アカデミー賞作品賞ほか6部門を受賞した戦争映画『ハート・ロッカー』で脚本・製作を担ったマーク・ボール。彼は、オサマ・ビンラディン暗殺の舞台裏を描いた映画『ゼロ・ダーク・サーティ』や、麻薬王から大金を奪う強盗計画を企てた元特殊部隊の5人組を描くNetflix映画『トリプル・フロンティア』も手掛けるなど、戦争をテーマにした作品を得意としている。
オリジナル版はイスラエルの作家アミール・ガトフロイントによる小説のドラマ化で、アヴィヴ役のトメルのほかにニネット・タイブ(『ベルベット・アサシン』)、マイケル・アローニ(『グリーンハウス・アカデミー』)らが出演している。
オリジナル版『ヒーローが飛び立つとき』は、Netflixにて配信中。トメルがフレンチーを演じる『The Boys ザ・ボーイズ』はAmazon Prime Videoでシーズン1が配信中、シーズン2は9月4日(金)スタートとなる。(海外ドラマNAVI)
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『The Boys ザ・ボーイズ』のトメル・カポン(左から2番目)