地獄の支配者であることに飽きてロサンゼルスに舞い降りた悪魔ルシファーが、 女刑事とタッグを組んで事件を解決していく人気ドラマ『LUCIFER/ルシファー』。シーズン5の前半がNetflixで配信中だが、その後半にはシリーズ初となるミュージカルエピソードが存在し、その映像の一部がオンラインイベント「DCファンドーム(DC FanDome)」でお披露目された。
第二弾となる「DCファンドーム」で公開された映像は、アメフトの試合中に審判と思われる人物が死んだことで、その捜査をルシファー(トム・エリス)、クロエ(ローレン・ジャーマン)、ダン(ケヴィン・アレハンドロ)、エラ(エイミー・ガルシア)がしているが、突如Queenの「Another One Bites the Dust」にのせて、歌とダンスを披露する。途中死体も踊りだすのだ。
パネルに登壇した、製作総指揮のイルディ・モドロヴィッチとジョー・ヘンダーソンがこのミュージカルエピソードの製作秘話を明かした。
モドロヴィッチは「ミュージカルエピソードは、じっくり温めていたアイデアだった。(シーズン3の第6話で)トムとエイミーの「Luck Be A Lady」を撮って以来やりたいと思っていた。だから、夢が叶い、とても感激したの」と誕生のきっかけを述べた。しかし、通常のエピソードを撮りながら、ダンスや歌のリハーサルもして、さらにレコーディングもして、調整しないといけないことが多く、あと少しで企画が空中分解するところだったという。
ミュージカルエピソードをやることに対して、キャストの反応を聞かれると、モドロヴィッチは「"ミュージカルをやるんだけど、歌と踊りどちらがいい?それとも両方?とキャスト質問したら、たいていがこう答えていたの。"全部やりたい"と」と述べる。
さらに、「トムは踊りやすいように、脇の下と股のあたりに伸縮性がある特別なスーツを着ていたの。腕や脚を上げても破れくいものだったけど、最終的には破いちゃってた」と語り、「「Another One Bites The Dust」では、細部まで演出されていたけど、キャストのアドリブもあったの。しかも成功した。ヒントは自分で拾って。カメラが回っていない時もみんなでふざけて踊ったりして、みんな楽しんでいて、そこで思いついたことをやっていたの。ちなみにローレンよ。彼女とトムを見てちょうだい」と注目ポイントも明かした。
また、ファイナルとなるシーズン6の製作も決まった本作。気持ちを問われたヘンダーソンは「妙な話だけど、僕らは何度も打ち切りを打ち切ってきた。いろんな感情が渦巻いているよ。喜びや感謝の気持ちもある。だけど、当初はもうやりきったと思っていたから、まだ伝える物語があるのかとも考えた。シーズン5で終わろうと自ら判断させてもらったんだ。でもイルディと話していると、"もう一つある"となったんだ」と語る。
また、本作のNGシーン集も公開された。トムとクロエが会話しているところに、虫が飛んできたようでセリフが止まったり、ダンが壁に貼っているチラシをはがした際、きれいに取れず破いてしまったりなど、笑いの絶えないシーンとなっている。
ファン必見の『LUCIFER/ルシファー』のパネル他、注目のラインナップが目白押しの「DCファンドーム」は日本時間9月13日(日)26:00まで開催中。(海外ドラマNAVI)
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『LUCIFER/ルシファー』Netflixで配信中