『グレイズ・アナトミー』エレン・ポンピオ、50歳になった自分を見るのが苦痛!

今年シーズン17へ突入する米ABCの長寿ドラマ『グレイズ・アナトミー』で、シーズン1から主人公のメレディス・グレイを演じるエレン・ポンピオ。2005年に始まった同作に30代前半から出演している彼女だが、50歳になった自分を劇中で見るのは嫌だと告白している。米TV Lineが報じた。

ポッドキャスト『Armchair Expert』でホストを務める俳優ダックス・シェパード(『ウェット・ホット・アメリカン・サマー:あれから10年』)と話したエレンは、ロングランヒットのドラマに出続ける中での複雑な胸の内を吐露。「33歳から50歳へと変わっていく自分の姿を画面で見るのは楽しくないわ。ずっと同じ服(白衣)を着ていて同じキャラクターを演じ続けているから、見た目の違いがあからさまなの。自分が歳を重ねていっているのを目の当たりにするなんて、最悪の気分よ」

続けて、「収穫されることのないまま、樹になった状態で干からびていくブドウにはなりたくない。今の時点では、手遅れになる前に、番組が人気のうちにやめるのが目標ね。一生この作品に居座るつもりはないの。それはないわ。もし私がイライラするようになって、作品に対して感謝の念を抱けなくなってしまったら、その時は潮時だと思う」と述べた。

来たるシーズン17をもってエレンの契約は切れると言われている。シーズン18の更新はまだ公式には発表されていないが、ABC側はすでにシーズン18以降に向けた準備を始めているようだ。ケビン・マクキッド(オーウェン・ハント役)、カミーラ・ラディントン(ジョセフィン・"ジョー"・ウィルソン役)、キム・レイバー(テディ・アルトマン役)はシーズン19までの出演契約を結んだと7月末に報じられている。

ABCの社長カリー・バークは今年1月、「エレンがメレディスを演じることに興味を持っている限り、同作は更新し続ける」と語っていた。15年以上にわたって主役を演じてきたエレンは、11月に51回目の誕生日を迎える。本作の今後はどうなるのだろうか。(海外ドラマNAVI)

Photo:

2006年に『グレイズ・アナトミー』シーズン2DVD発売イベントに登場した時(左)とシーズン16のエレン・ポンピオ(右)
(C)CHRIS BLACK/FAMOUS
(C)ABC Studios