英警察の汚職を描く人気ドラマ『ライン・オブ・デューティ』と英BBCの新作スリラードラマ『Bloodlands(原題)』の接点について、キャストと共同クリエイターが語る。英Digital Spyが報じた。
『ライン・オブ・デューティ』のクリエイター、ジェド・マーキュリオが手掛けるミニシリーズ『Bloodlands』は、北アイルランドのベルファストを舞台に、妻を殺害されたトム・ブラニック刑事が迷宮入りした事件の真相に迫るために再捜査に挑む姿が描かれる。
『Bloodlands』の舞台となるベルファストは、『ライン・オブ・デューティ』で中心となる汚職捜査科AC-12の本部がある場所で、長年にわたり同地でシリーズの撮影を行ったマーキュリオは、ベルファストの文化や住民に対する理解と洞察を深めている。共同クリエイターを務めるクリス・ブランドンは、そういったマーキュリオの視点は『Bloodlands』にも反映されていると述べる。
『Bloodlands』で主演するジェームズ・ネスビット(『ホビット』シリーズ)は、見どころについて、「それと同時に、ジェド・マーキュリオのお約束のスリラーだから、視聴者は完全に何が起こっているのか把握できないだろう。多くの異なる物語が織り交ぜられているからね。その展開は、視聴者が観ていてピリピリするんじゃないかな。それに、北アイルランドの美しさを見るチャンスでもある。北アイルランドの両岸を異なる視点で見せるんだ」とコメント。
自身も北アイルランド出身だというジェームズは、同地で起こった紛争やテロ活動などが収束して20年経った現在、ベルファストがどのように変貌を遂げたか見てもらいたいとも語っている。
美しい北アイルランドの情景や、レガシーが息づくベルファストを目にできる『Bloodlands』は全4話となり、今年英BBCにて放送予定。(海外ドラマNAVI)
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『ライン・オブ・デューティ』© World Productions (Northern Ireland) MMXIX