大ヒットドラマ『ウォーキング・デッド』の全米での放送直後にキャストやスタッフをゲストに迎えて同作の貴重な裏側が語られるトークショー『トーキング・デッド』。先日よりHuluで順次配信中の『ウォーキング・デッド』シーズン10追加エピソードに続いて、第17話「我が家へ」の放送直後に全米で放送された『トーキング・デッド』第17回もHuluにて配信となる。その内容をちょっとだけご紹介しよう。(※本記事は『ウォーキング・デッド』シーズン10第17話までのネタばれを含みますのでご注意ください)
引き続き、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で、ホストのクリス・ハードウィックとゲストたちはスタジオでなく自宅から参加。今回のゲストは、マギー役のローレン・コーハン、ケリー役のエンジェル・セオリー、そして同話の脚本を担当したコリー・リード。
今回のゲストの中で特に注目なのは、なんといっても待望の復帰を果たしたローレン。マギーはどこか変わったかと聞かれ、「新しい人生を始めて前に進もうとしたけど、辛い目にも遭った」と語った。
そして、ヒルトップが崩壊したことについては、サシャとグレンの墓がある大事な場所を失ってしまったと残念そうに話している。実はローレンは実生活でも似た経験をしており、子どもの頃に住んでいたイギリスの家を何年も経ってから見に行ったら「火事でなくなっていて、すごくショックだった」が、その経験が演じる上で役立ったとのこと。
そうした"シンクロ"が今回のエピソードでは多かったことが明らかに。姉のコニーを探すケリーにマギーがかつての自分を重ねて打ち解けたほか、ケリーがイライジャを気にかけるようにケリー役のエンジェルも新入りであるイライジャ役のオケア・エメ=アクワリを気にかけ、マギーがワナから逃れようと必死なのはローレン自身が「リアルにもがいてた姿」であることなどが語られた。
また、グレンの息子に関しても"シンクロ"が。ローレンによれば、ハーシェル役のキエン・マイケル・スピラーは「頭が良くて、生意気で、グレンのように希望に満ちてる。何にでもチャレンジして、すぐ木にもよじ登った。いつも明るいの」と、亡きグレンに似た特徴を備えていることが明かされた。
一方、エンジェルはケリーとしてダリルのクロスボウを使ったことで、ダリル役のノーマン・リーダスを見る目が変わったという。「かなり重いの。あれを担いで走るなんて信じられない。ノーマンがクロスボウを持って走ったら、みんなで拍手を送るべき」と称えるとともに、追跡方法を教えるなど、親戚のように助けてくれる彼のことを「ダリルおじさん」と親しみを込めて呼んでいる。
そしてファンが特に気になるであろう質問、ニーガンとの再会を問われたローレンは、「革ジャンを着て、外に出てたのよ。気が大きくなって革ジャンを着たのよ。無礼千万よね」と語り、彼がグレンを殺した時と同じ服装だったことで、よりショックが大きかったと振り返った。なお、彼と再会する直前のマギーはジュディスと話していたが、それに絡めてローレンから「ジュディスはヨーダなのよ」という発言が飛び出した。「彼女は未来を予見できる。大局的な視点を持つようにマギーに促してたら、ニーガンに遭遇した」というのがその根拠だ。
そのほかにも、ローレンとノーマンが語るマギーとダリルの関係、イライジャの仮面の意味、リードが初めて脚本を担当したシーズン5第3話「神の裁き」の裏話など今回も内容盛り沢山なので、番組内で確認してみてはいかがだろう? 『トーキング・デッド』の該当エピソードは3月11日(木)0:00よりHuluにて配信される。なお、Huluでは『ウォーキング・デッド』とノーマンがホストの旅番組『ライド with ノーマン・リーダス』も配信中だ。(海外ドラマNAVI)
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『トーキング・デッド』
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