【Netflixまとめ】スパニッシュ海外ドラマ5選|スペイン版『SATC』やサッカーがテーマのクライムドラマまで

世界各国の海外ドラマを楽しめるNetflix。その中からスペイン語圏のおすすめ作品をご紹介。スパニッシュ海外ドラマは1話が短く、サクサクイッキ見できてしまうのが特徴。スペインだけでなくメキシコやアルゼンチンなどのラテンアメリカまで、幅広くピックアップ!

スペイン語圏の海外ドラマは以下の通り。

スペイン語圏の海外ドラマ

まるでスペイン版『SATC』!『ヴァレリア』

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スペインのマドリードに生きるアラサー女性4人組を描いたスペイン版『セックス・アンド・ザ・シティ』のようなコメディドラマ。作家として生計を立てたい主人公ヴァレリア(ディアナ・ゴメス『ペーパー・ハウス』)。しかし筆は進まず、家計も厳しく、カメラマンの夫ともマンネリ気味で、思い通りにいかない人生に頭を抱えていた。ある日、久しぶりにパーティーに出かけると魅力的な男ヴィクターと最高のネタが飛び込んできた!許されない恋に身を焦がす思いを官能小説として作品にぶつけていくが…。
お堅い家庭に生まれ育ち、両親に同性愛者であることを明かせていないネレア、性に奔放で不倫を楽しんでいるが実は孤独を感じているロラ、恋愛経験値浅めで職場恋愛に挑戦するカルメンなど、ヴァレリアの女友達も個性豊か。
マドリードのナイトライフ事情を垣間見れたり、今では見ることのできなくなった賑わいのある外国の街を楽しめるのも魅力。特にファッションやインテリアのポップでカラフルな色づかいには目を奪われ、見ているだけでポジティブな気分に。舞台は遠く離れたスペインだけれど、愛され幸せになりたいという思いは万国共通なのだなと気づかされる。シーズン1~3まで配信中。

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予想を裏切られる衝撃作『ダークデザイア』

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二転三転どころか五転六転!?というほど予想を裏切られる衝撃作。不倫を描いたドロドロの恋愛劇かと思いきや、実は怒涛の展開を見せるクライムドラマだ。
主人公は裁判官の夫レオナルドと医学生の娘ゾーイという家庭をもち、性にまつわる犯罪学の博士号をもつアルマ。離婚して傷心の親友ブレンダを慰めるべく彼女の元を訪ね、その夜、二人で夜遊びに繰り出す。そこでダリオという若い男と出会い肌を重ねるが、これがすべてのはじまりだった...。翌日ブレンダの死体が自宅の浴槽から発見。自殺に見えるが、荒れた現場から事件性が浮上。しかし事件現場はアルマとダリオの不倫現場でもあり...。そこにレオナルドの兄弟で、警察関係者のエステバンが捜査に関わり、事件は予想外の方向へ向かう。
1話30分から40分ほどの長さで全18話からなるミステリースリラー。歌手としても活躍する人気女優でミラ・クニス似のマイテ・ペローニが主人公アルマを演じる。毎回といっていいほど情熱的なセックスシーンがあるのもスパニッシュドラマに見慣れていなければ驚くはず。シーズン1~2が配信中。

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ファミリーコメディ『母と母と娘』

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メキシコを舞台にしたファミリーコメディドラマ。タイトル通り、本作の主人公は二人の"母"。母一号は、妊娠5か月でやっぱりパパになれないと怖気づいた彼氏を捨て、一人で生む覚悟を決めた大学生のマリアナ。母二号は、3度目の出産に向けて一流の病院を予約していたものの仕事中に破水し、急遽近くの病院へ駆け込むことになったセレブなワーキングママのアナ。違う世界に住んでいた二人の母は、同じ病院で無事出産を終えるが、新米看護師のミスで取り違えが発生! 産後4カ月で気がついたけれど、すでに愛情は生まれており、二人とも"我が子"を本当の母のもとに返すことに気が進まず。完璧主義で仕切りたがりのアナは、どっちの子も自分の子!ということでマリアナを自分の家に迎えることを決意。こうしてひとつ屋根の下、不思議な家族の生活がはじまる。
マリアナ役はメキシコ出身のパウリナ・ゴトーが、アナ役はポーランド出身のルドウィカ・パレタが務める。子どもを育てる上で父はいた方がいいのか? 子育てをしながら重役に着くことはできないのか? ひとり親世帯や女性の社会進出なども描かれており、考えさせられる一コマも。年齢も職業も違い、言い争いばかりだった二人が母として女として良き理解者となり親友のような絆を築いていく様子には心動かされること間違いなし。家族に大切なことは何か、その答えが見つかるかも。

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サッカーをテーマにしたクライムドラマ『プエルタ7』

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マラドーナやメッシなど世界的スーパープレーヤーを数多く輩出し、熱狂的なサッカー文化が根付いているアルゼンチンを舞台にしたクライムドラマ。ラテンアメリカにおけるフーリガンのような悪名高きサッカー・サポーター集団"バーラ・ブラバ"の闇をえぐりだしていく。
タイトルのプエルタ7とは架空のサッカーチーム"フェロヴィアリオス"の最も熱い応援が繰り広げられるホーム自由席に一番近いゲートのこと。その観客席でバーラ・ブラバを仕切るロミートが、敵対組織に送り込まれた何者かに刺される。こうした派閥抗争と縁を切るべく警備隊長に任命された弁護士のディアナ(ドロレス・フォンシ『しあわせな人生の選択』)は犯罪を一掃しようと奮闘するが、追い込めば追い込むほど身の危険が迫る…。
貧困や虐待などがバーラ・ブラバと結びつき、犯罪の温床になることを訴える本作。選手のマネージメント権などにもバーラ・ブラバが関わり、ときに選考も不正に行われるという裏側には驚かされる。違法に金を儲け、子どもの未来を危うくする悪にめげずに立ち向かうディアナのドラマには、サッカーファンでなくてものめり込んでしまうだろう。

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ラテン美女たちが繰り広げる逃走劇『スカイ・ロッホ -赤い空の向こうに-』

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スペインドラマ人気に火をつけた『ペーパー・ハウス』のクリエイターが贈るアドレナリン全開のアクション。スペインのテネリフェ島にある売春宿「花嫁クラブ」で働くコーラル、ウェンディ、ジーナ。ある夜、元締めロメオと取っ組み合いになりロメオを叩きのめしてしまう。咄嗟に車で逃げる3人だったが、パスポートはクラブに残されたまま。手下に追われる身となった3人は逃げ切り自由を手にすることはできるのか!?
コーラル役はスペイン出身のベロニカ・サンチェス(『ヴァレンシア/不倫と嘘』)、ウェンディ役はアルゼンチン出身のラリ・エスポジット(『少女Aの殺人 容疑者ドロレスは、本当にカミラを殺したのか?』)、ジーナ役はキューバ出身のヤニ・プラドが務める。描写が刺激的で、まさに大人のためのドラマ。怒涛の展開の連続でタランティーノ映画を観ているような気分も味わえる。ラテン美女たちが繰り広げる逃走劇にハラハラドキドキしてみては?

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Photo:

Netflixオリジナルシリーズ『ヴァレリア』、『ダークデザイア』、『スカイ・ロッホ -赤い空の向こうに-』
は独占配信中。
Netflixオリジナルシリーズ『母と母と娘』©LAURA MAY/NETFLIX
Netflixオリジナルシリーズ『プエルタ7』©Alejandro Lipszyc/Netflix