大ヒットドラマ『ウォーキング・デッド』の全米での放送直後にキャストやスタッフをゲストに迎えて同作の貴重な裏側が語られるトークショー『トーキング・デッド』。Huluで配信中の『ウォーキング・デッド』シーズン10追加エピソードに続いて、第21話「分岐」の放送直後に全米で放送された『トーキング・デッド』第21回もHuluにて配信となる。その内容をちょっとだけご紹介しよう。(※本記事は『ウォーキング・デッド』シーズン10第21話までのネタばれを含みますのでご注意ください)
引き続き、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で、ホストのクリス・ハードウィックとゲストたちはスタジオでなく自宅から参加。今回のゲストは、キャロル役のメリッサ・マクブライド、ジェリー役のクーパー・アンドリュース、今回の監督デヴィッド・ボイド、そして人気リアリティ番組のホストであるドリュー・スコット。
今回のエピソードではキャロルとダリルの衝突が描かれたが、彼らがぶつかってしまうのはダリルにとってキャロルが家族同然の存在だからという話に。メリッサ自身は、ファンがやきもきしてしまう二人の関係について「どちらが先に動くか、お互いに待ってる状態よ」と説明。一方ダリル役のノーマン・リーダスに言わせると、ダリルとキャロルの関係は「互いを尊敬し、頼りにしている。バットマンとロビンでなく二人ともバットマンだ」とのこと。ノーマンはさらに二人について「離れていると案外頼りない。二人揃うと強い双頭の怪物だ」とも表現している。
しかし、ダリルと一緒でなければ頼りないと言われたキャロルを演じるメリッサは、今回ネズミとの共演で非常に頼もしい姿を見せたようだ。本物のネズミ2匹(うち1匹は予備のネズミ)との共演を「このドラマで一番楽しい撮影だったかも」と笑顔で回想し、ネズミを拾い上げて所定の配置に戻してあげたりと、共演者をアシストしていたことが明らかに。ちなみに脚本を最初に読んだ時は、キャロルがネズミスープを作ると思ったそうだ。
メリッサは今回ドッグ役のセブンとも共演したが、セブンがノーマンとメリッサのどちらが好きかという問いに対してボイド監督が「絶対にメリッサ」と言うと、満面の笑みに。プライベートでも犬を飼う彼女は「ドッグといると、うちの犬たちを思い出す。ドッグもうちの犬たちもみんな問題児よ。いたずらばかり。みんな可愛くて大好き。楽しい撮影だった」と話す。
そんなメリッサ(キャロル)が持つ赤いバケツをカメラが追うシーンが今回あったが、あれはシーズン1のキャンプでエイミーが持つ赤いバケツをカメラで追ったことを再現したものであることが、ボイド監督によって明かされた。
そのほかの裏話としては、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響でウォーカーとの戦い方も変化していることが語られた。軍人のウォーカーとの戦いを振り返ったノーマンは、「普段は、殺す相手の息のにおいを嗅げる」のに、「今はウォーカーがプラスチックのシールドを着けてて、すごく変な感じだ」と話している。
番組終盤の「次回のチラ見せ」でニーガンが登場した際、ハードウィックがスコットはニーガンに似ていると発言。そこからスコットはニーガンのダサい弟だという話になり、「オタクなニーガン」と呼ばれることに。
そのほかにも、キャロルとジェリーのハグの効果や、キャロルがダリルに借りたナイフの秘話、ダリルが町に戻った理由、ジェリー家のスピンオフドラマ話など今回も内容盛り沢山なので、番組内で確認してみてはいかがだろう? 『トーキング・デッド』の該当エピソードは4月8日(木)0:00よりHuluにて配信される。なお、Huluでは『ウォーキング・デッド』とノーマンがホストの旅番組『ライド with ノーマン・リーダス』も配信中だ。(海外ドラマNAVI)
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『トーキング・デッド』
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