スタンドアップコメディアンのアジズ・アンサリが企画・製作総指揮・主演を務めるNetflixオリジナルシリーズ『マスター・オブ・ゼロ』。シーズン2が2017年に配信されてから4年の月日が経とうとしているが、この度ようやく新シーズンが5月に配信されることが発表された。米IndieWireが報じている。
この配信決定のニュースは4月22日(水)、NetflixQueueの公式Twitterアカウントで正式に報じられた。
Here's just a taste of what's coming to Netflix (in The US) this May! pic.twitter.com/adTg3mwxEd
— Netflix Queue (@netflixqueue) April 21, 2021
アメリカでの配信情報にはなるが、基本的にNetflixオリジナルシリーズは全世界同時配信のため、日本でも同じ時期に見られることが予想される。
本作は、コマーシャルに出演して生活費を稼いでいるインド系アメリカ人のデフ(アジズ)を主人公に描かれる。何か特別なことが起こるわけではないが、人種もセクシュアリティも多様なキャラクターが登場するダイバーシティ(多様性)をふんだんに用いた内容で、仕事や恋愛を充実させたい30代ならではの日常をユーモラスに描いている。シーズン1ではニューヨーク、シーズン2ではイタリアが主な舞台となっていた。
5月に配信される新シーズンは、『Master of None Presents: Moments in Love(原題)』というタイトルで、リナ・ウェイス演じるデニスに焦点が当たる全5話のシーズンになるという。リナとアジズが共同で脚本を手掛け、アジズが全話で監督を務める。今年1月、ロンドンを舞台に移し撮影が進んでいると報じられていたが、この特別版になるのか、また別のシーズンでロンドンが舞台になるのかは謎のままだ。先ほどのツイートの画像を見る限り、他の作品にはシーズン名が付いているが(例えば同じくカミングスーンの中にある『ラグナロク』にはシーズン2という記載が)、『マスター・オブ・ゼロ』には何も書かれていないため、シーズン3とは別の扱いになる可能性も考えられる。
本作は、2015年にシーズン1が配信、2018年のゴールデン・グローブ賞では作品賞(ミュージカル/コメディ部門)にノミネートされ、アジズが男優賞を受賞、そしてシーズン2の第8話「サンクスギビング」でエミー賞コメディー脚本賞を受賞した。だがアジズは、2017年に「シーズン3を書く前に、僕は今までとは違う人間になってしまったんだ」と話し、自身の経験を基にしたシリーズを続けるのは難しいことをほのめかしていた。
『マスター・オブ・ゼロ』はNetflixにてシーズン1~2が独占配信中。(海外ドラマNAVI)
★今すぐ『マスター・オブ・ゼロ』を見る★
Photo:
Netflixオリジナルシリーズ『マスター・オブ・ゼロ』シーズン1~2は独占配信中。