大人気ドラマ『SEX AND THE CITY』(以降『SATC』)で主人公キャリー(サラ・ジェシカ・パーカー)のパートナーであるミスター・ビッグを演じたクリス・ノースが、シリーズの中で特にお気に入りのシーンを明かしている。米ET Onlineが伝えた。
4月中旬、歌手ケリー・クラークソンのトーク番組『The Kelly Clarkson Show(原題)』に出演したクリスは、『SATC』でお気に入りのシーンがシーズン1にあることを告白。それは、ミスター・ビッグとキャリーが一緒にベッドに入ったときに、キャリーがおならをした場面だという。
「私はおならの専門家だから、正しくするために音を出した方がいいと言ったんだ」とその場面にこだわりがあったことを明かしたクリス。「よかったね。キャリーは(恥ずかしさで)布団を被ろうとするんだけど、"入ったら臭いよ"と言ったんじゃなかったかな」と振り返った。
自称おならの専門家というクリス同様にミスター・ビッグもキャリーのおならを面白がり、当該シーンの後には、彼がキャリーの椅子の上にブーブークッションを置くといういたずらを仕掛ける場面もあった。
続いて2番目に好きなシーンについては、キャリーがミスター・ビッグからのキスを避けようとしたためにバランスを崩した二人がセントラルパークの湖に落ちてしまうという、シーズン3最終話の1シーンを挙げた。「あれは1テイクで撮ったんだ。僕らには1テイクしか用意されていなかった。あれはよかったシーンだね」
「コメディシリーズとして素晴らしい瞬間はたくさんあった。それをするのはただ楽しかったよ」とクリスは振り返っている。
今年1月、米HBO Maxはシリーズのリバイバル版となる『And Just Like That...(原題)』の製作を発表。キャリー役のサラ、シャーロット役のクリスティン・デイヴィス、ミランダ役のシンシア・ニクソンの3名は続投するが、サマンサ役の復帰は叶わなかった。
一方のミスター・ビッグについては、米Page Sixが「彼の復帰はない」と報じたが、あるファンが彼のInstagramに「考え直して」とコメントしたところ、クリスは「Page Sixがそう言ってしまったなら、それを真実にしないといけないね」と返答。しかし、別のコメントに対して「どんな適当な発表も全ては変わるよ」と復帰の可能性を否定しなかった。
また、公式の発表ではサラ、クリスティン、シンシア以外のキャストは明かされていないが、キャリーの恋人の一人だったエイダン役のジョン・コーベットは復帰することを自ら認めている。「僕は出る予定だよ」とPage Sixに話したジョン。「みんなのことが大好きなんだ。みんなとても良くしてくれましたからね」
『And Just Like That...』はニューヨークで撮影中。各話30分の全10話構成で、リリース日は明らかになっていないが、米HBOの配信サービスHBO Maxにて独占配信される。(海外ドラマNAVI)
Photo:クリス・ノース©DARA KUSHNER/FAMOUS