『9-1-1:LA救命最前線』スピンオフドラマ『9-1-1: LONE STAR』がついに日本上陸！

米FOXのレスキュー・ヒューマンドラマ『9-1-1：LA救命最前線』のスピンオフドラマとして、2020年に放送開始されシーズン3への更新も決まっている『9-1-1: LONE STAR』がついに日本上陸となる。

緊急通報ダイヤルから始まるテキサスの救命最前線を熱く、スタイリッシュに描いたドラマ『9-1-1: LONE STAR』。白い星を一つあしらった州旗から「ローン・スター・ステイト」とも呼ばれるテキサス州で物語が繰り広げられる。

9.11事件の際にマンハッタンの消防署で唯一生存した消防士のオーウェン・ストランド。心身ともに傷を負いながらマンハッタン消防署の再建に尽力していた彼だが、同じような悲劇がテキサス州オースティンの消防署で起こったことをきっかけに、同じく消防士の息子TKとともにテキサスへ向かい、その再建を手伝うことに。

現地で救急救命士のミシェル・ブレイクと警察官カルロス・レイエスと出会ったオーウェンは、配属された消防署126分署で共に戦う新しいチームメンバーを集め始める。彼が全米各地からリクルートしてきたのは、無鉄砲なアドレナリン・ジャンキーのムスリム女性マルジャン、天才的な観察力を持つトランスジェンダーのポール、失読症の障害を抱えたマテオ、そしてオーウェンの息子であり同性愛者でもあるTKら。そして、そこには悲劇が起こった元126分署消防隊の唯一の生存者で、PTSDに苦しむ消防隊員ジャッドの姿も...。

さらに、肺ガンを患って秘かに闘病するオーウェンや、行方不明になった妹を必死に探す救命士チームの隊長ミシェルなども絡み、それぞれに心の傷や闇を抱えて悩み迷う人々が、お互いに励まし支え合いながら人命救助に当たっていく。

主人公オーウェン・ストランドを演じるのは、『ブラザーズ＆シスターズ』のロバート・マキャリスター役や、『コード・ブラック 生と死の間で』イーサン・ウィリス役などで知られるロブ・ロウ。そんなオーウェンの良き理解者となる救命士チームの隊長ミシェル・ブレイクを、『アルマゲドン』『ロード・オブ・ザ・リング』のリヴ・タイラーが演じる。

その他、TK役のローネン・ルービンシュタイン（『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』）、カルロス役のラファエル・シウヴァ（『マダム・セクレタリー』）、ジャッド役のジム・パラック（『トゥルーブラッド』）、マルジャン役のナターシャ・カラム（『HOMELAND』）、ポール役のブライアン・マイケル・スミス（『シカゴ P.D.』）、マテオ役のジュリアン・ワークス（『NCIS：LA ～極秘潜入捜査班』）らが出演する。

ロブは本作について、「番組の要となるのは、救命救助活動に当たる人々のチームワークや信頼関係、友情についての物語です。とても才能のある素晴らしいキャストが集結したと思いますし、多彩で面白くて深みのあるアンサンブル演技を楽しんでもらえると思います。しかも、登場人物はイスラム教徒や同性愛者、トランスジェンダーなど多様性が尊重されていて、これまでテレビの世界ではあまり深く描かれなかった層にスポットが当てられています。そのおかげで、とても豊かで中身の濃いドラマになったと思っています」と語る。

オーウェンを実際に演じてみてロブは、自身と似ているところもあるという。「製作総指揮のライアン・マーフィーものブラッド・ファルチャックも僕とは長い付き合いで、15年くらい前から一緒に何かできないかと話し合っていました。ですが、これまでは皆忙しくてなかなかタイミングが合いませんでした。彼ら二人は僕のことをよく知っているので、最初に脚本を読んだ時は衝撃を受けました。なぜなら、オーウェンは僕自身と同じで年をとって抜け毛が増えたことを気にしていたからです。一体どこからそんな情報を仕入れたんだ!?と驚きました（笑） 彼らは僕のことを非常に良く知っているため、実際に僕の私生活の恥ずかしいところをキャラクターにも映し出しているのです」

脚本を読んで気に入ったところについては、「作品全体のトーンですね。とてもユニークというか、非常にライアン・マーフィーらしい世界観で描いていると思います。生死に関わるシリアスなシーンがあるかと思えば、さっき言ったようにオーウェンは自慢の髪型をキープするため、抜け毛予防に四苦八苦していたり。つまり、独自のセンスのユーモアとリアルで深刻なドラマが混在しているのです。そのどちらをも両立させている作品は滅多にないと思います」と述べる。

『9-1-1: LONE STAR』シーズン1（全10話）は、6月10日（木）22：00よりFOXチャンネルにて日本初放送。（海外ドラマNAVI）