【ネタばれ】『ハンドメイズ・テイル』シーズン4最終話の衝撃的な展開についてキャスト&スタッフ語る

マーガレット・アトウッドのベストセラー小説「侍女の物語」をドラマ化した、米Huluの『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』。シーズン4最終話となる「The Wilderness(原題)」が配信され、キャストとクリエイターがそのエンディングについて語っている。(※本記事はシーズン4最終話のネタばれを含むのでご注意ください)

6月16日(水)に配信されたシーズン4の第10話「The Wilderness」で、フレッド・ウォーターフォードが死んだ。米Deadlineのインタビューで、シリーズでクリエイターを務めるブルース・ミラーと、フレッド・ウォーターフォード役のジョセフ・ファインズが彼の死について語り、ジョセフは小説で描かれているようにドラマ版でも、いずれフレッドが命を落とすだろうと心の準備をしたという。

ジョセフは続けて、「シーズン2の終わりで、ミラーから"シーズン3がフレッドにとってファイナルになるかもしれない"と事前に言われていた。(当時)シーズン3の脚本を受け取ったとき、必死に脚本をめくったがフレッドの死は描かれていなかった。だから、思ったよりも長くシリーズに出演できたんだ」と振り返っている。

フレッドは帰らぬ人となったが、最近のドラマシリーズでは死んだはずのキャラクターが思いがけない方法でカムバックすることも少なくはない。その点をインタビュアーに指摘され、シーズン5以降にジョセフが戻って来る可能性があるのかミラーが答えている。「すでにそのことについてはジョセフと話をした。毎日、彼に会えないという私のつらい気持ちを和らげるつもりで話し合ったんだが、カムバックとなると話は別だ。彼の復活は絶対にない。フレッドは死んだけど、ジューンへの影響は続いていくと思う。この番組では、フラッシュバックで彼女の心の目を通して、その影響が現れるだろう」と、ジョセフが何らかの形で再登場する可能性はないと断言した。

そして、シーズン5の製作の進行具合について聞かれたミラーが、新型コロナウイルスの影響に悩まされた去年とは大きく異なるだろうと語った。「製作は順調に進んでいるよ。実際にセットで普通に撮影できるシーズンを考えられるのは嬉しいね。脚本家やスタッフを集めてアイデアを練り、作業を始めたばかりなんだ」

フレッドはシーズン5には出演しないようだが、「これから物語が、どう展開すると思いますか?」と質問されたジョセフは、フレッドの妻セリーナ・ジョイに注目していると語っている。「そうだね。次のシーズンでセリーナが同じ道を辿るのか、どうなるのか目にするのは興味深いと思う。視聴者は他人が誰かにあることを強制されたら、その指示に従うのか見る必要があるし、逆らえない司法制度もある。そこが僕にとっても視聴者にとっても、この番組が好きな理由じゃないかな」と、シリーズを降板後も応援していくと述べていた。

(海外ドラマNAVI)

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『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』(c) 2019 MGM Television Entertainment Inc. and Relentless Productions LLC. All Rights Reserved.