エミー賞主演女優賞に輝いたゼンデイヤ主演の米HBOドラマ『ユーフォリア/EUPHORIA』が、本日6月30日(水)よりU-NEXTで見放題独占配信となる。そして、日本語吹替版も製作され、出演する声優陣のコメントが到着した。
HBOが『ムーンライト』『ミッドサマー』などを手掛けるスタジオA24とタッグを組み、人気ラッパーのドレイク製作総指揮で贈る『ユーフォリア/EUPHORIA』。映画『スパイダーマン:ホームカミング』『グレイテスト・ショーマン』などへの出演でも知られるゼンデイヤがドラッグ中毒と不安障害を抱える17歳の主人公ルーを演じ、見事史上最年少でエミー賞主演女優賞に輝き、シーズン2の製作も決まっている。
9.11の3日後に生まれた17歳の高校生ルー・ベネットは、幼い頃から不安障害を抱えていた。ドラッグによる一時の安らぎを覚えてしまい、オーバードーズで倒れてしまう。しかし、どれだけ家族に心配されようとも、ドラッグを"キメた"直後わずかの多幸感(ユーフォリア)を求めずにはいられない。ある時、パーティで転校生のジュールズと出会い、ルーは特別な感情を抱くようになる―。
本作は、ドラッグ、セックス、暴力、アイデンティティ、トラウマ、ソーシャルメディア、恋愛、友情など、現代社会でさまざまな問題を抱えて生きる高校生たちの姿をスタイリッシュに描きあげ、1エピソードあたり約550万人が視聴したとも言われるほど、アメリカで一大センセーションを巻き起こした。また、エミー賞メイクアップ賞を受賞した耽美なメイクやファッション、同じくエミー賞オリジナル歌曲賞を受賞した英国のシンガーソングライターでプロデューサーのラビリンスが手掛けるスコアをはじめ、ビリー・アイリッシュ、ドレイク、フィオナ・アップル、リル・ウェイン、NAS、Lizzo、メーガン・ザ・スタリオン、キロ・キッシュといったシリーズを彩る音楽にも注目だ。
さらに、本国アメリカで昨年12月に放送されたスペシャルエピソード『ユーフォリア/EUPHORIA トラブルはずっと続かない』と、今年1月に放送されたスペシャルエピソード『ユーフォリア/EUPHORIA シーブロブじゃない人なんて**くらえ』も7月9日(金)よりU-NEXTにて見放題で独占配信となる。
『ユーフォリア/EUPHORIA』初となる日本語吹替版に、高垣彩陽、森なな子、浅沼晋太郎、阿部敦、小西克幸、たかはし智秋、平川大輔、村瀬歩、廣田悠美、松井暁波、野上翔、前田一世らが集結。声優陣が本作の見どころや若者へのメッセージを綴った熱いコメントを紹介。
■高垣彩陽(ルー役/ゼンデイヤ)
・本作の見どころについて
ストーリー、演技、映像、音楽、ファッション、メイク...! とにかく見どころ聴きどころが満載! 思わず息を呑む幻想的で美しいシーンもあれば、人の欲望や葛藤が生々しくも時にユーモアたっぷりに描かれる。不思議と惹きつけられる毎話刺激的な作品です。苦しいくらいに現実的かつ繊細な心理描写と、音楽の親和性の高さも魅力です。観る方の年齢や状況によって、刺さるところが違うと思うので、多くの方にご覧いただきたいです。
・演じた役について
ゼンデイヤさんのお芝居が本当に素晴らしいんです。淡々とした中にも心の機微が伝わるナレーション、そして家族や好きな人に見せる笑顔やユーモラスで憎めない一面、かと思えば嘘をついて悪態をついたり、感情が制御不能になり爆発したりと、ルーはとにかく振り幅が大きい。そんなルーを見事に存在させているゼンデイヤさんのセリフのニュアンスやトーン、息遣いを、できる限り日本語版としても踏襲したいという気持ちで収録に臨んでいます。
・自分に一番近いもしくは共感ができるキャラクターは誰?
私は本作の登場人物の多くに、枠にとらわれない奔放さや、自分の欲望や感情をストレートに行動に移せるある種の強さを感じていて、そこに憧れる気持ちが強いです。あと、ルーが抱えている「変わりたいけど変わることができない」という鬱屈とした想いや、何かに依存しようとしてしまう思考には共感できるものがあり、観ていて切なく、苦しくなりますね。でも、一番自分に近いのはレクシーだと思います。
・悩める若者へメッセージを!
ルーたちと同じ世代もそうでない世代も年齢を問わず、アイデンティティについて悩む方は多いと思います。私もその一人です。"ありのままの自分"を知り、受け入れることはとても難しい。全てを受け入れられなくても、まずは自分自身を少しずつでも許せるように。そんな風に自分を大切する気持ちは忘れたくないと、私は思ってます。"自分らしさ""あなたらしさ"を互いに尊重しあい、ひとりひとりが輝ける世界を願っています。
■森なな子(ジュールズ役/ハンター・シェーファー)
・本作の見どころについて
強烈なキャラクター、赤裸々な描写、アーティスティックなメイクや衣装など、魅力的な要素はたくさんありますが、私は特にこのドラマの音楽が好きです。物語を盛り上げてくれる大きな要素のひとつだと思います。毎話めちゃくちゃかっこいい曲が流れてます。
・演じた役について
ジュールズを演じるハンター・シェーファーさんはご自身もトランスジェンダーモデル・俳優です。〝ジュールズ〟と〝ハンター〟は似ている部分が多く、自分の体験を元にカメラの前でジュールズを生きているのだなと感じました。それを踏まえ吹き替えは日本語のニュアンスを抑えつつ、彼女の細かい表情や心情をこぼさない様に、上塗りしすぎない様に意識しています。
・自分に一番近いもしくは共感ができるキャラクターは誰?
やはりジュールズが思い浮かぶのですが、共感とは少し違うかもしれないけど、昔女性ものの下着を着けるのも足の甲を露出することすらも嫌な時期がありました。あの感覚を思い出すとジュールズの気持ちが分かる気がします。
・悩める若者へメッセージを!
体力と時間があるうちは死なない程度に全力で遊んだら良いと思います。
■たかはし智秋(マディ役/アレクサ・デミー)
・本作の見どころについて
「ティーンの揺らぎ」ですかね。キャラクターがそれぞれに抱えている心の問題と、若者特有の迷いや成長を独特の世界観で表現していて、最初に観た時はとても衝撃を受けました。また、メイクや音楽がとても素敵なので、ぜひ注目していただきたいです。
・演じた役について
マディは、地位と名誉とお金を持っている男性が大好きで、常に強い権力で守って欲しいと願う女の子。おまけにイケメンならついていっちゃうミーハーなところもありますね。姑息な手段を使って身勝手な願望を貫くネイトに惹かれるのは、たとえ悪い奴でも強い力で守ってくれて、それが愛であると信じたいからなのでしょう。生意気且つセクシーな、可愛い小悪魔というイメージで演じさせていただきました。
・自分に一番近いもしくは共感ができるキャラクターは誰?
キャットです!私も学生の頃は太っていてコンプレックスの塊でした。そのせいか酷いイジメを受け、絶望していた時期もありました。キャットは意外な方法で自分に自信を持ちますが、根本的な解決にはならずに葛藤します。そこも見所ですね。
・悩める若者へメッセージを!
いわゆるZ世代に人気のドラマということですが...若者だけではなく、きっといくつになっても迷いや不安はあるし、乗り越えられない壁や問題はたくさん出てくると思います。ルーのように薬物に溺れても、身体がボロボロになるだけで何の解決にもなりません。この作品を反面教師に、あくまでも一つのエンターテインメントとしてお楽しみいただけると幸いです。
■平川大輔(タイラー役/ルーカス・ゲイジ)
・本作の見どころについて
いわゆるZ世代と言われるティーンエイジャーたちが持つ色々な悩みや葛藤、問題を非常に生々しく描いているところではないでしょうか。「今もどこかの土地で本当にこんなことが起こっているのかもしれない」と思わされるし、観ている側に強烈なインパクトと、考えるきっかけを与えてくれると思います。
・演じた役について
ただただ不憫です(苦笑) でも、「形や方法は違ったとしても、もしかしたら実際似たような状況におかれてしまっている人がいるのかもしれない」と思うと、彼というキャラクターが作品内で登場する意味をとても考えさせられます。
・自分に一番近いもしくは共感ができるキャラクターは誰?
近いキャラクターと言われても答えるのが難しい感じではあるのですが、誰しもが心の奥の奥の深―い所に隠し持っているかもしれない想いや不安、トラウマ、恐怖や願い、希望などを視聴者に対して「これでもか」と言わんばかりの映像で見せつけてくるキャラクターばかりなので、ある意味、どのキャラクターも自分と似ているところがあるんじゃないかと思わされるし、どのキャラクターにも共感できるところがあるかもしれませんね。
『ユーフォリア/EUPHORIA』は本日6月30日(水)よりU-NEXTにて配信開始。(海外ドラマNAVI)
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『ユーフォリア/EUPHORIA』© 2021 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc./『ユーフォリア/EUPHORIA トラブルはずっと続かない』© 2021 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.