この夏、日本でも配信決定!HBO Maxリブート版『ゴシップガール』はよりクィアな物語に

2007年から2012年まで米CWにて放送され、社会現象を巻き起こした大人気ドラマ『ゴシップガール』のリブート版がHBO Maxにて配信スタート(日本では今夏、U-NEXTにて見放題で独占配信)。米Varietyのインタビューに応じた製作総指揮のジョシュア・サフランによれば、前作よりも「より多様な物語を語る」ことになり、『ダウントン・アビー』と『ビッグ・リトル・ライズ』を掛け合わせたような作品を目指しているという。

リブート版はオリジナル版が終了してから8年後が舞台となり、マンハッタンに暮らすゴージャスな高校生たちを中心にソーシャルメディアとNYの状況がいかにして変わったかが描かれる。

オリジナル版は、セシリー・フォン・ジーゲザーの原作に従って、チャック・バス(エド・ウェストウィック)やセリーナ・ヴァンダーウッドセン(ブレイク・ライヴリー)、ブレア・ウォルドーフ(レイトン・ミースター)ら個性的なキャラクターが登場したが、今回はドラマの制作陣がゼロからキャラクターを考えることになった。

新シリーズのキャラクターを作るため、サフランは「最初に世界観を考え、次に子どもたちについて考えました」と説明。その中には、インフルエンサーのジュリアン(ジョーダン・アレクサンダー)、彼女の影響力の利害関係者である親友のモネ(サバンナ・リー・スミス)とルナ(ザイオン・モレノ)がいる。新時代の『ゴシップガール』を象徴する存在として、カナダ出身で坊主頭が印象的なジョーダン、アフリカ系アメリカ人でバイセクシュアルのサバンナ、メキシコ系アメリカ人のザイオンなど多様なキャストが揃えられた。

サフランは、「私はもっと包括的に描きたかったんです。もっと多様な世界を紹介したかったし、もっとクィアの物語を伝えたかった。実在の人々からもインスピレーションを得ていました。例えば、アキ役のエヴァン・モック。私はInstagramでエヴァンをフォローしていましたから、アキはすでに私の頭の中にあったようなものなんです」とキャラクター創造について話し、

続けて「それから私は(演劇プロデューサーでジェンダークィアであることでも知られる)ジョーダン・ロスと同じ高校に通っていて、彼と彼の夫のリッチーは素晴らしいインスピレーションでした。私は(高校生の時期に)多くのことを知っていましたから、クィアの両親についても描きたいと思っていました」とより多様な物語を作ることへの強い思いを話した。

HBO Maxオリジナルシリーズ『Gossip Girl』は独占配信中。日本では今夏、U-NEXTにて見放題で独占配信。(海外ドラマNAVI)

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Photograph by Courtesy of HBO Max