英ITV『女王ヴィクトリア』正式にシーズン3にて終了へ

2016年から放送開始した人気歴史ドラマ『女王ヴィクトリア 愛に生きる』。シーズン4は製作されないのではないかという噂が流れていたが、放送局のITVがシーズン3をもって終了することを発表したと英RadioTimesが伝えている。

ITVが「現時点でシーズン4の計画はない」と発表した『女王ヴィクトリア 愛に生きる』。『ドクター・フー』や『ザ・サーペント』などへの出演で知られるジェナ・コールマンが主演を務め、18歳という若さで即位し、後に"大英帝国の母"ともいわれるヴィクトリア女王の波乱の人生を描く本作。

ITVは声明で「現時点で、『女王ヴィクトリア』を撮影する予定はありません。しかし、後々製作チームと再び作品に携わらないといっているわけではありません」と、将来的なリバイバルの可能性は否定しなかった。

2019年5月、シーズン3の結末に伴って『女王ヴィクトリア』がしばし休憩に入ることを話していたジェナ。2020年8月には、キャスト交替に前向きであることを明かしていた。「もう少し年齢を重ねるのを待っているところなの。シーズン更新をしないにはもったいないほど、素晴らしい物語がありすぎるわ!」そして今年初め、話し合いの途中であるとしながらも将来的にジェナが『女王ヴィクトリア』に戻ってくる可能性を再び示唆。「実際には私が60代になるまで演じることができる。でも、今は演じられる年齢が限られているの。毎日何時間もかけて人口装具を身に着けたりしない限りはね」

製作総指揮で脚本を担当するデイジー・グッドウィンは、Netflixの『ザ・クラウン』のようにキャストを入れ替えていく可能性についても検討したことを過去に明かしている。しかしヴィクトリア女王役にふさわしい女優が浮かばなかったのだという。2019年3月、「シーズン4は素晴らしいものになると思う。いずれはキャストを入れ替えないといけないけれど、まだその時じゃないといいわね」と話していた。ジェナ本人は、後任として『ハリー・ポッター』シリーズなどで知られるベテラン女優イメルダ・スタウントン(『ザ・クラウン』でエリザベス女王を演じることが決定済み)やエミリー・ワトソン(『チェルノブイリ』)らの名前を挙げていた。

しかしスタッフ・キャスト共に将来的なリバイバルなどの可能性について諦めていないようなので、また『女王ヴィクトリア』を楽しめる日はいつか来るのかもしれない。日本ではシーズン2までが放送・配信済みで、本国で2019年3月に放送されたシーズン3は未上陸のままだ。(海外ドラマNAVI)

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『女王ヴィクトリア 愛に生きる』
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