『ビリオンズ』ダミアン・ルイスの次回作が決定!ガイ・ピアースと共演

金融業界の裏側を描く米Showtimeの人気サスペンスドラマ『ビリオンズ』でボビー・アクセルロッド役で知られるダミアン・ルイスの次回作が発表された。米Deadlineが報じている。

ダミアンが出演することになったのは、米Spectrumの配信サービスSpectrum Originalsと英BritBox UKが贈るリミテッドシリーズ『A Spy Among Friends(原題)』。英作家ベン・マッキンタイアーによる小説「キム・フィルビー かくも親密な裏切り」のドラマ化となり、冷戦時代を舞台に英諜報員として活躍し、KGBにも協力していた実在の二重スパイ、キム・フィルビーが、親友で英諜報機関MI6の同僚でもあるニコラス・エリオットとの複雑な友情関係を通じて行ったスパイ活動や、現在の東西関係に及ぼした影響などが描かれる。

フィルビーは1950年代にソビエト連邦に亡命し、冷戦時代の初期に同国に機密情報を売っていたことで知られる。彼とエリオットはともにスパイ活動に従事していたが、MI6で出世したフィルビーは二重スパイに転じていく。

昨年7月にダミアンと、不倫サスペンスドラマ『アフェア 情事の行方』のノア・ソロウェイ役でおなじみのドミニク・ウェストが出演交渉中で、決定すればダミアンがエリオット役、ドミニクがフィルビー役に扮すると報じられていた。ダミアンは予定通りエリオット役で出演することになったが、ドミニクの代わりにガイ・ピアース(『メア・オブ・イーストタウン/ある殺人事件の真実』)がフィルビー役にキャスティングされた。

ダミアンとガイの脇を固めるキャストとして名を連ねているのは、アンナ・マックスウェル・マーティン(『グッド・オーメンズ』)、スティーヴン・クンケン(『アフェア 情事の行方』)、エイドリアン・エドモンドソン(『警視バンクロフト』)。

監督・製作総指揮にはニック・マーフィー(『アウェイクニング』)が担い、ダミアンはクリシー・スキンズ(『マーチランド 亡霊の家』)、ボブ・ブックマン(ドラマ版『モスキート・コースト』)、アラン・ガスマー(『僕と君と彼女の関係』)、らと製作総指揮も兼任。ペンを執るのは、『HOMELAND』でダミアンとタッグを組んだアレクサンダー・ケリー。

ダミアンは新プロジェクトについて、「『A Spy Among Friends』に主演してプロデュースできることにワクワクしています。アレクサンダー・ケリーによる素晴らしい脚本は友情の核心に迫り、愛や階級、自分が属する団体によって正しい判断が出来なくなった友人関係が、裏切りと何千人もの死を招くことになります。この作品を製作するクリエイティブな過程は素晴らしく、嬉々として参加することに同意してくれたガイや、その他の素晴らしい俳優と一緒に撮影を開始することが待ちきれません」と意気込みを語った。

『A Spy Among Friends』は今週ロンドンで撮影が開始され、2022年にSpectrum OriginalsとBritBox UKで配信予定。(海外ドラマNAVI)

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ダミアン・ルイス ©James Warren/Famous