【ネタバレ】『ニュー・アムステルダム』クリエイター、「カップルの別れのシーンはとても辛い」

『ブラックリスト』のトム・キーン役で知られるライアン・エッゴールド主演の医療群像劇『ニュー・アムステルダム 医師たちのカルテ』。そのクリエイターが、ドラマだとしても、作中のカップルが別れるシーンは辛いと赤裸々に語った。米Digital Spyが報じている。

(本記事は日本未放送となるシーズン4のネタバレを含みますのでご注意ください)

本作は、ニューヨークにある全米最古の病院をモデルとした、ニュー・アムステルダム病院で繰り広げられる群衆劇。同病院に改革のため、"医療ディレクター"として雇われた医師マックス(ライアン)は、自身の重病に悩みながらも病院を立て直そうと、大胆な手法で改革を推し進めていくというストーリー。

シーズン3では、コロナとの闘いも描かれているが、緊迫するシーンの多い中で、登場人物の恋愛関係も視聴者の気になる点だ。本作クリエイターであるデヴィッド・シュルナー(『エメラルドシティ』)は、現在米国で放送中のシーズン4半ばで、ローレン(ジャネット・モンゴメリー『THIS IS US 36歳、これから』)と恋人のレイラを別れさせた脚本チームの不本意さを語った。

先日放送されたエピソードで、レイラはローレンが多額の寄付で実質的に病院でのレジデントのポジションを買っていたことを知る。ローレンはパートナーのキャリアに投資していると主張したが、ローレンが自分を操ろうとしていると感じ、二人の関係を断ち切った。

レイラがローレンに二人の別れを告げるという残酷なシーンに打ちのめされた多くの視聴者。しかし、脚本家たちも同じように心を痛めていたことを理解して欲しいそうだ。

「二人の別れを描くのが本当に嫌でした。書くのも嫌だったし撮影するのも嫌でした。私たちもこの二人に一緒にいてほしいのです。しかし、ローレンはレイラに内緒で(道徳的に問題のある)ことをしたので、その代償を払わなければなりませんでした。誰一人、このような展開を望んではいませんでしたが、残念ながらローレンにはこういう結果が相応しいのです」また、ローレンがレイラを乗り越えようとする中で「絶望と弱さ」に打ちひしがれていくというエピソードになるとも話した。

「この件が明らかになったことで、二人の状況は非常に複雑になり、今後は予想外の展開になります。二人の距離を縮めたり、引き離したりしていきます。ですから、本当に信じられないような物語になっていきます」

『ニュー・アムステルダム 医師たちのカルテ』シーズン1~2はU-NEXTで配信中。シーズン3はWOWOWで放送中。(海外ドラマNAVI)

Photo:

『ニュー・アムステルダム 医師たちのカルテ』シーズン1より (c) 2018 Universal Television LLC. ALL RIGHTS RESERVED.