近年ドラマ界で活躍するジュード・ロウが、次回作では『アドレセンス』のクリエイターと組むことが分かった。米Deadlineが報じている。
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ジュードは、タイトル未定の新作ドラマでイングランドの有名サッカークラブ、リバプールFCの監督として知られたビル・シャンクリーを演じる。シャンクリーは1959年、2部リーグに降格していたリバプールの監督に就任すると、数年で1部リーグに昇格させた。そして昇格2年目のリーグ優勝を皮切りに、国内カップ、クラブ史上初の欧州カップなど多くのタイトルをもたらし、1974年に勇退するまでリバプールの黄金期を築いた。また、サッカークラブのアンセムとして最も有名と言える「You’ll Never Walk Alone」をリバプールに導入している。

本作は、シャンクリーが2部リーグからクラブを昇格させ、1部リーグで3度の優勝、2度のFAカップ、チャリティシールド(現コミュニティーシールド)3連覇(うち2回は同時優勝)、そしてUEFAカップ獲得までの軌跡を追う。1960年代のリバプールの活気ある音楽と文化を背景に、苦戦するチームがいまや世界中に4億以上のフォロワーを持つグローバルな強豪へと変貌を遂げる、クラブ史の重要な時期を描き出すという。
リバプールFCが関与するこのプロジェクトは、A24とNetflixの人気番組『Formula 1:栄光のグランプリ』をはじめとしたドキュメンタリーを手掛ける制作会社Box To Box Filmsが携わると2024年に発表されていた。しかし、今回の報道によると、A24はもはや関与していない。
脚本を担当するのはジャック・ソーン。現代のイギリスの子どもたちが置かれた状況をリアリティたっぷりに描き出してエミー賞8冠など数々の栄誉に輝いた社会派ドラマ『アドレセンス』を手掛けたことで知られる。ソーンはリバプールファンで、すでに最初の2話を脚本を執筆済だという。シャンクリーの孫娘で、伝記本「The Real Bill Shankly」の著者であるカレン・ギルもプロジェクトに参加する。
Netflixで『ザット’90s ショー』や『ヒルマン・カレッジ』をプロデュースするトム・ワーナーは、2010年からリバプールFCの会長を務めている。彼はDeadlineに対し、本作が英国王室を描いた『ザ・クラウン』のような作品になると語る。「サッカークラブというレンズを通して、家族と人間関係を描く物語です。ビル・シャンクリーは、最高の才能を持つ選手を見つけることだけがクラブにとって重要なのではないと理解していました。ファンとの繋がりを築くことも大切なのです。世界中に10億人のファンがいると言っても過言ではないリバプールが私にとって特別な理由は、クラブとサポーターの関係が本当に独特なものだからです。もし、ビル・シャンクリーから始まり、その後の歩みを辿っていくミニシリーズの中でそうした関係性を明確に描き出すことができれば、(同時期にリバプールで誕生した)ビートルズのような話題にも触れることができるでしょう」
ワーナーはさらに、シリーズが成功すればヒルズボロの悲劇にも触れるつもりだと付け加える。これは1989年にシェフィールドにあるヒルズボロ・スタジアムでリバプールとノッティンガム・フォレストの試合に起きた、イギリスのスポーツ史上最悪の事故。ゴール裏の立見席に収容能力を上回る大勢のファンが押し寄せたことから将棋倒しとなり、100人近くが命を落とした。
撮影はリバプールと、クラブの長年の本拠地であるアンフィールドで行われる予定。同作をリリースするプラットフォームはまだ決まっていない。なお、主演のジュード自身はロンドン出身で同都市を本拠とするクラブの一つ、トッテナム・ホットスパーのファンを公言している。
『アドレセンス』はNetflixで配信中。(海外ドラマNAVI)






