マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のバッキー・バーンズ役をはじめ、数々の話題作で圧倒的な存在感を示す俳優セバスチャン・スタン。彼が、世界中で大ヒットした海外ドラマ『ヴァンパイア・ダイアリーズ』の主要キャストであるステファン・サルバトーレ役のオファーを辞退していた過去を明かした。
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セバスチャン・スタン、マーベルのおかげで俳優として成長した
マーベル映画『キャプテン・アメリカ』や『アベンジャーズ』シリ …
『ヴァンパイア・ダイアリーズ』オファー辞退の過去をセバスチャン・スタンが激白
ポッドキャスト番組『Happy Sad Confused(原題)』に出演したセバスチャンは、ホストのジョシュ・ホロウィッツに対し、キャリア初期の苦悩や大作のオファーを拒否した真意、そして現在の成功に至るまでの道のりについて率直に語った。
セバスチャンが脚光を浴びるきっかけとなったのは、2006年の映画『レニー・ハーリン コベナント 幻魔降臨』だった。スティーヴン・ストレイト(『エクスパンス -巨獣めざめる-』)、ローラ・ラムジー(『ミドルメン/アダルト業界でネットを変えた男たち』)、テイラー・キッチュ(『ターミナル・リスト』)、チェイス・クロフォード(『ザ・ボーイズ』)といった若手キャスト陣と共演した当時を、セバスチャンは素晴らしい経験だったと振り返る。
当時のギャランティは主要キャストの大半が約65,000ドル。「レストランで配達や週末の給仕係のアルバイトをしていた自分にとって、信じられないほどの給料だった」と語る。
しかし映画の公開後、共演者たちが相次いでブレイクを果たす。チェイスがドラマ『ゴシップガール』で一躍トップスターとなり、テイラーも『Friday Night Lights(原題)』で注目を集める中、セバスチャン自身は一歩出遅れているという焦りを抱いていたことを認めた。その後、リーヴ・シュライバー主演、エリック・ボゴシアン作のブロードウェイ舞台『トーク・ラジオ』への出演が決まったことで、ようやく俳優としての自信を取り戻せたという。
なぜ大ヒットドラマ『ヴァンパイア・ダイアリーズ』を断ったのか?
番組内でジョシュから、2009年にスタートした『ヴァンパイア・ダイアリーズ』でポール・ウェズレイが演じたステファン・サルバトーレ役のオファーを受けていた件を問われると、セバスチャンはその事実を認めた。しかし、当時のセバスチャンはその申し出を辞退した。大きな要因となったのは、直前に出演していたNBCドラマの打ち切りだった。旧約聖書のダビデ王の物語を現代に置き換えた同作で、セバスチャンは秘密を抱えるキャラクターを演じたものの、視聴率は低迷し早期キャンセルとなった。
「『Kings(原題)』がうまくいかず、本当に燃え尽きていたんだ。『ヴァンパイア・ダイアリーズ』の話が来た時も、“またシーズン2まで続かない作品にサインすることになるんじゃないか”と思ってしまった」と当時の不安を明かした。さらに『レニー・ハーリン コベナント 幻魔降臨』に続き、再び「超自然的な世界観」の作品に出演することにも抵抗があったという。セバスチャンが辞退した『ヴァンパイア・ダイアリーズ』は、その後8シーズン全171話におよぶ大ヒットシリーズへと成長を遂げた。
逃したチャンスと「遅咲き」だからこそ得た前向きな境地
セバスチャンが逃したチャンスは『ヴァンパイア・ダイアリーズ』にとどまらない。映画『グリーン・ランタン』や『スター・トレック』といったビッグプロジェクトでも苦杯をなめてきた。しかし、現在ではそれらの出来事にも感謝しているという。
「若い頃の自分が、あれほどの注目や暴露に耐えられたかどうか分からない。当時は感情面でも精神面でも焦りがあり、集中力が散漫になっていた」
さらに「すべてがあるべき形に収まった。自分のストーリーとして、今の状況からは何一つ変えたいと思わない」と力強く語った。
その後、2011年の『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』でバッキー・バーンズ役に抜擢され、全世界的なブレイクを果たしたセバスチャン。『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』や『サンダーボルツ*』、そして『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』などの大作に出演を重ねる傍ら、2024年の映画『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』では若き日のドナルド役を好演し、アカデミー賞主演男優賞ノミネートを果たした。
ドラマ『ポリティカル・アニマルズ』や『パム&トミー』、映画『顔を捨てた男』など多彩な役柄に挑み続けるセバスチャンは、秋公開の法廷サスペンス『Fjord(原題)』や、2028年公開予定の『ザ・バットマン Part II』への出演も控えている。
「自分はとても幸運だし、“たられば”で過去を振り返ることはない。タイミングがすべて。人間は準備が整った時にチャンスが巡ってくるものだし、自分は多くの意味で遅咲きだったと思う」と語り、自身の歩んできた道に確かな誇りを見せた。(海外ドラマNAVI)










