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全シーンが舞台の緊張感!『ザ・ピット/ピッツバーグ救急医療室』徹底したリアリズムの裏側

2026年1月6日 ※本ページにはアフィリエイト広告が含まれます

ザ・ピット

リアルタイム進行の話題作『ザ・ピット/ピッツバーグ救急医療室』。シーズン2の配信も控えている本作だが、救急外来における圧倒的な臨場感を支えるため、製作陣はピッツバーグに実際に機能する救急外来と見紛うほどの精巧なセットを建設。物語の時系列に沿って撮影を進める「シークエンシャル(順序通り)」の手法を取り入れた。しかし、その徹底したこだわりは、出演キャストたちや製作スタッフにある種の覚悟を強いることとなった。

ザ・ピット/ピッツバーグ救急医療室
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背景のボヤけた人物も本人が演じる徹底ぶり

本作のキャスト陣は、撮影をドラマ制作というよりも「連続した舞台演劇」のように扱うことを求められた。たとえ自分のメインシーンがない時間帯であっても、撮影日は全時間をセット内で過ごし、キャラクターを維持し続ける必要があったのだ。

フランク・ラングドン医師を演じるパトリック・ボールは、米Varietyのインタビューでこの特異な撮影環境を明かしている。「たとえドラマのスターであっても、他の誰かのシーンの背景で“ボヤけた人”として3時間を過ごすことになる。主演のノア・ワイリーがその手本を示してくれたおかげで、私たちはほぼ一日中セットに留まり続けたのです」

トリニティ・サントス医師役のイサ・ブリオネスも、この手法がもたらす独特の緊張感について言及。「すべてが一つの大きなリハーサルのように感じられる。私たちは常に舞台の上に立っているのと同じ状況だ」と、米Vultureに語っている。

360度逃げ場なし!スタッフすらも世界観の一部に

製作総指揮を務めるジョン・ウェルズによれば、この手法を成立させるために、セットにいる全員が常にスクラブ(医療用作業着)を着用し続ける必要があったという。セットが非常に大きく開放的な設計であるため、カメラがどこを向いても誰かしらが背景に映り込んでしまうからだ。

その徹底ぶりは、カメラの裏側にいるスタッフにまで及んでいる。撮影監督のジョアンナ・コエリョがPost Perspectiveに語ったところによると、スタッフも現場のガイドラインに従い、もし反射などで予期せず映り込んでしまっても、医療現場の光景に溶け込めるような工夫をしていたという。

360度どこを切り取っても「フルスタッフが揃う救急外来」であること。この妥協なきリアリズムへの追求が、視聴者をかつてない没入感へと誘うはずだ。

『ザ・ピット/ピッツバーグ救急医療室』シーズン2は、U-NEXTにて1月9日に独占配信スタート。(海外ドラマNAVI)

Photo:Photograph by Warrick Page/HBO Max

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海外ドラマNAVI編集部

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