パイ職人のネッドが、新たな美味しいパイと共に、また我々の前に帰ってくるかもしれない。ファンタジーミステリーコメディドラマ『プッシング・デイジー ～恋するパイメーカー～』のクリエイター、ブライアン・フラー（『ハンニバル』）が、待望のシーズン3が制作に向けて動いていると発言している。
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キャスト全員が復帰を熱望！シーズン3の物語もすでに完成
最新作『Dust Bunny（原題）』のプロモーションで受けた米ComicBookのインタビューに対し、『プッシング・デイジー ～恋するパイメーカー～』を復活させたいかという問いに「もちろん」と即答。その上で、具体的な企画の進行状況について詳しく語っている。
「シーズン3の企画はできていますし、キャスト全員が戻りたがっているので、彼らに戻る機会を与えたいと思っています。ただ、制作したいと考えてくれる誰かを見つける必要があります」
この発言から、物語自体はすでにブライアンの中で完成しており、主演のリー・ペイスをはじめとする主要キャストも復帰に前向きであることが判明した。残るは、このユニークな企画を後押しする制作・配信パートナーの獲得という、最後のステップのみとなっている。
エミー賞を7冠に輝いた傑作ファンタジー
『プッシング・デイジー ～恋するパイメーカー～』は、ワーナー・ブラザース・テレビジョンが制作したミステリー・ファンタジーシリーズだ。2007年10月にABCでプレミア放送され、惜しまれつつも2シーズンで終了した。
物語の主人公は、触れることで死者を蘇らせる力を持つパイ職人のネッド（リー・ペイス『ファウンデーション』）。彼は、その特殊な能力を活かし、私立探偵と組み、殺人事件の真相解明に協力する。
本作は、その独創的な設定と、色鮮やかな映像美が高く評価され、2シーズンの間に計17部門のエミー賞にノミネートされ、7つの賞を獲得している。これには、コメディシリーズ部門の最優秀監督賞や、クリスティン・チェノウェスによるコメディシリーズ部門の最優秀助演女優賞などが含まれており、業界内外でカルト的な人気を博した。
クリエイター、キャスト、そしてストーリーという主要なピースはすでに揃っている『プッシング・デイジー』シーズン3。この傑作ファンタジーコメディが再び日の目を見るのか、今後の動向に期待が高まる。
『プッシング・デイジー ～恋するパイメーカー～』全2シーズンはU-NEXTにて配信中。（海外ドラマNAVI）
参考元：Deadline
