『ウォーキング・デッド』ノーマン・リーダス、15年演じ続けたダリルに別れを告げる

『ウォーキング・デッド』のスピンオフ、『ウォーキング・デッド：ダリル・ディクソン』（以下『ダリル・ディクソン』）が最終章となるシーズン4の撮影が完了し、ダリル役のノーマン・リーダスが長年演じたキャラクターに別れを告げた。

『ウォーキング・デッド：ダリル・ディクソン』シーズン4が撮影終了

11月20日（木）、ノーマンはX（旧Twitter）を更新。自身の横顔写真とともに、次のメッセージを投稿した。「今日は『ダリル・ディクソン』撮影最終日だった。この男をこんなにも長い間演じることができて最高だった。自分は恵まれてるよ。みんなに心からの感謝を」

Last filming day today for daryl dixon. It’s been such a joy for me to play this guy with all of u for this long. I feel really blessed. Truly. Thank you all really from my heart ❤️ pic.twitter.com/aSyw51vhoP

— norman reedus (@wwwbigbaldhead) November 20, 2025

米AMCで2010年に始まった『ウォーキング・デッド』のシーズン1第3話で初登場したダリル。もともとロバート・カークマンの原作コミックには存在しないキャラクターだったが、オーディションを受けに来たノーマンが気に入られたことからドラマ独自のキャラとして誕生したのは有名な話だ。その後、制作陣だけでなくファンも魅了したノーマンのダリルは、アンドリュー・リンカーン演じるリック・グライムズが去って以降は主役に昇格し、本家最多出演（通算174話）を果たしている。2022年に本家が終了すると、その翌年にダリルを主人公にした『ダリル・ディクソン』がスタート。今年7月、シーズン4をもってこのスピンオフも終わることが明らかになっていた。

シリーズで初めてアメリカ国外を舞台とした『ダリル・ディクソン』は、最初の2シーズンはフランス、シーズン3からはスペインで撮影。最後のシーズンは全8話と、過去3シーズン（全6～7話）に比べてややボリュームが増えるという。また、これまで断片的にしか描かれてこなかったダリルの過去に迫るものになるようだ。

2024年夏の時点でダリル役を「あと6～7年くらいは演じたい」と語っていたノーマン。そのおよそ1年後に『ダリル・ディクソン』終了が発表された際には、「この作品の旅路はずっと素晴らしいものでした。ついてきてくれたすべてのファンに心から感謝します。これらのキャラクターのために物語を綴ってきたことは大きな特権であり、温かく受け入れてもらったことに心から感謝しています。皆さんの愛とサポートがあったからこそ、すべての瞬間がかけがえのないものになりました。このフィナーレは単なる終わりではなく、私たち全員がともに分かち合ってきたものを祝うものでもあります。その愛をこれからも胸に抱いていてください――ダリルの旅は、まだまだ終わりません」と発言していた。「まだまだ終わらない」というのが当時リリースを控えていた残り2シーズンのことを指しているのか、あるいはダリルがまだ続いている『ウォーキング・デッド：デッド・シティ』のような何かほかの作品に登場する予定があることを示唆しているのか、気になるところだ。

『ウォーキング・デッド：ダリル・ディクソン』シーズン1～3はU-NEXTで独占配信中。（海外ドラマNAVI）

参考元：英Radio Times