先日、Amazonの異色スーパーヒーロードラマ『ザ・ボーイズ』のスピンオフ『ジェン・ブイ』シーズン2の最終話が配信された。この結末が本家シリーズの最終章にどう繋がっていくのか、またシーズン更新の可能性についてクリエイターが語っている。(※これ以降は『ジェン・ブイ』シーズン2最終話のネタバレを含みますのでご注意ください)
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『ザ・ボーイズ』最終章で「マリーが重要な存在になる」
『ジェン・ブイ』のシーズン2は、血液を操る能力を持つマリーが大学の悪徳創設者トーマス・ゴドルキン博士を殺し、仲間とともに『ザ・ボーイズ』のアニー/スターライトとAトレインが率いるレジスタンスに参加し、ホームランダー破滅を目指すことが示唆されて終了した。
マリーとホームランダーがオデッサ計画の唯一の生存者であり、地球上で最強のスープ(スーパーヒーロー)であることが明らかになった訳だが、米Entertainment Weeklyのインタビューでクリエイターのエリック・クリプキが、『ザ・ボーイズ』の結末で「マリーが重要な存在になる」と明かしている。

「アニーとAトレインが率いる地下レジスタンス組織が、ホームランダーと彼の政府に本格的に抵抗しようとしているんだ。彼らはホームランダーが支配する世界に生きていて、いわばフランス抵抗運動のようなものだ。だから彼女は重要な存在になるだろう」
その発言によると、本家とスピンオフは密接な繋がりがあるように感じるが、両シリーズは独立した物語として機能しているとクリプキは強調。「マリーが突然、『ザ・ボーイズ』のメインキャラクターになるとは思わない。『ジェン・ブイ』を観なくても、『ザ・ボーイズ』を観て満足感と面白さを得られるはずだけど、彼女は重要な場面で助けになるんだ」と語った。ということは、やはり本家のファイナルシーズンを完全に理解して楽しむためには、『ジェン・ブイ』を視聴しておいた方がよさそうだ。
『ジェン・ブイ』シーズン3への更新は現時点で未定だが、クリプキには気に入っているアイデアがあるという。「そのアイデアはすごく驚きがあって、予想外だけど感情にも訴えかけるし、地に足も着いているんだ。ぜひやりたいね」と詳細は述べなかったものの、すでに構想は膨らんでいるようだ。しかし現実にも目を向けており、「視聴率が良ければシーズン3は制作されるし、そうでなければ制作されない。それがビジネスだ」とも付け加えている。
またクリプキは米Varietyに対し、『ザ・ボーイズ』をビデオゲーム化する企画が存在することを明かしたほか、メキシコを舞台に描くスピンオフ『The Boys: Mexico(原題)』はDC映画『ブルービートル』のギャレス・ダネット=アルコセルを脚本家に迎えて執筆が進んでいると報告。さらには、『ザ・ボーイズ』の前日譚ドラマ『Vought Rising(原題)』が待機中だ。
『ザ・ボーイズ』シーズン5は、2026年にAmazon Prime Video(アマゾンプライム)にて配信開始見込み。『ザ・ボーイズ』シーズン1~4、『ジェン・ブイ』シーズン1~2は配信中。(海外ドラマNAVI)
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