人気ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のネッド・スターク役で知られるショーン・ビーンが、世界で最も有名な凶悪犯罪者たちを調査する新犯罪ドキュメンタリー番組で司会を務め、英Skyとタッグを組むことが明らかになった。英Digital Spyが報じている。
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【ネタバレ】“よく死ぬ俳優”ショーン・ビーン、最新作でも命を落とす
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『GoT』の“ネッド”が凶悪犯罪を調査!ショーン・ビーンが新ドキュメンタリーで司会に
『Original Gangsters with Sean Bean(原題)』と題された番組では、ショーンが視聴者を「史上最も悪名高い犯罪者たちの人生へと誘う、スリリングで説得力ある旅」に導くという。
全6話構成となる本作は、1話の尺が約1時間。各エピソードでは、アル・カポネやピーキー・ブラインダーズ、ステファニー・セント・クレア、そしてビリー・ヒルやクレイ兄弟など、異なる犯罪者または犯罪組織の歴史を掘り下げていく。ショーンは専門家チームとともに事実とフィクションを見分けながら、なぜ彼らの伝説が今も語り継がれているのか、そして「彼らを突き動かしたものは何だったのか」を探る内容となる。
アル・カポネ、ハーレムの女王…エピソードごとに異なる犯罪者を深掘り
第1話は、スティーヴン・ナイトによる英BBCの大ヒットドラマ『ピーキー・ブラインダーズ』の“現実の裏側”をテーマに、19世紀末から20世紀初頭にかけてバーミンガムを恐怖に陥れた実在のギャング団の歴史に迫る。この回では、バーミンガムの犯罪とピーキー・ブラインダーズ研究の第一人者であるカール・チンが証言を提供。エピソードの概要では、「1860年代、産業都市バーミンガムの迷路のような路地裏で始まり、暴動、そして街の悪党と警察が繰り広げた凄惨なギャング抗争を経て、20世紀初頭には無法地帯の暴徒たちが結集して組織化され、最終的に一人の男、ビリー・キンバーの手によって結束した」と紹介されている。
第2話では、死後78年を経た今も語り継がれるアル・カポネを取り上げる。ショーンが、“元祖スカーフェイス”であり、アルカトラズ刑務所で最も有名な囚人でもあったカポネに光を当て、彼の家族による独占証言とともに、その私生活にも迫る。
第3話では、“ハーレムの女王”として知られるステファニー・セント・クレアの生涯を追う。彼女は、1920年代よりハーレムの違法賭博「ナンバーズ・ラケット」を鉄の意志で支配し、かつて強大な権力を誇った女性だ。
そして第4話では、ロンドンの“ジェントルマン・ギャングスター”と呼ばれたビリー・ヒルと悪名高きクレイ兄弟に焦点を当て、二つの犯罪勢力の暴力的な台頭とその遺産を探る。エピソードの概要では、「第二次世界大戦後のロンドンから始まり、1940〜50年代にかけてヒルは、その魅力と計算された残忍さを武器に賭博やみかじめ料で支配し、ソーホーの犯罪界を掌握。しかし1960年代に入り、名声と野心を併せ持つ危険なクレイ兄弟が現れる」と紹介されている。
ショーンが司会を勤めるドキュメンタリー番組『Original Gangsters with Sean Bean』は、11月4日(火)より英Sky HistoryとHistory Playで放送開始予定。
参考元:Digital Spy