大ヒットファンタジーシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』の前日譚スピンオフドラマ『A Knight of the Seven Kingdoms(原題)』は本家と異なり、「かなり重要な要素が存在しない」とショーランナーが明かしている。
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『ゲーム・オブ・スローンズ』新スピンオフ、シーズン2の制作がすでに進行中!
ジョージ・R・R・マーティンの「ダンクとエッグの物語」(日本 …
主人公は質素で飾り気のない人だから
米HBO Max製作による『A Knight of the Seven Kingdoms』は、ジョージ・R・R・マーティンの中編小説「ダンクとエッグの物語」3部作を原作に、サー・ダンカン・ザ・トールとエッグを描く物語。スピンオフ第1弾『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』の約50年後が舞台となり、最後のドラゴンは死に、魔法の存在もほとんど意識されない時代だ。
米Entertainment Weeklyのインタビューでショーランナーのアイラ・パーカーが、「前日譚スピンオフにはオープニングタイトルシーンが存在しない」と明かしている。
『ゲーム・オブ・スローンズ』や『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』では、オープニングシーンで広大な地図を用いたアニメーションと壮大なオーケストラ音楽により、物語の舞台を紹介している。しかし、『A Knight of the Seven Kingdoms』では、各話で起こる冒頭のアクションの間に中世風のシンプルなタイトルカードが挿入されるのみだという。
その理由についてパーカーは、「すべての決断はダンクに委ねられていて、タイトルシーンでさえ彼の性格を反映させようとしました。オリジナルのタイトルは大規模かつ壮大で、ラミン・ジャワディの音楽が壮麗ですが、ダンクは質素で飾り気のない人物です。彼に派手さはありません」と説明している。
さらに、こうも付け加えている。「誰も魔法のことなど考えていません。これは基本的に14世紀のイギリスのようなものです。冷たく厳しい中世の騎士の世界ですが、希望を少しだけ感じさせます。物語はどん底から始まり、貴族や王妃、国王や女王はいません」。放浪の騎士ダンクは木製の盾と手作りの剣を手に旅をし、この世界でダンクとエッグは富や地位に頼らず、騎士道の精神だけを頼りに生き抜くことになる。
パーカーは本作を製作するにあたり、「上流階級の視点には決して移らない」とマーティンに約束したという。視聴者は常にダンクやエッグ、そして物語の最下層に生きる人々――鎧職人や演者、酒場の娘や娼婦――の視点を通して、この世界を体験することになる。パーカーは、「この世界のまったく違うバージョンを描けるのは非常に魅力的でした。かつてドラゴンが火を噴いた場所、魔法が存在した世界の土台を感じられるのです」と新作の見どころを語った。
また、10月7日(火)には本シリーズのティザーポスターが解禁された。
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この冬、春来たる
⚔️…⚔️…⚔️…⚔️…⚔️📺「A Knight of the Seven Kingdoms(原題)」
🛡2026年1月よりHBO Max on U-NEXTにて配信開始
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『A Knight of the Seven Kingdoms』は、2026年1月よりHBO Max on U-NEXTにて配信開始。『ゲーム・オブ・スローンズ』全シーズンと『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』シーズン1~2はU-NEXTにて配信中。(海外ドラマNAVI)