英Channel 4が新たに発表した心理サスペンスドラマ『Hunting Alice Bell(原題)』に、『SHERLOCK/シャーロック』メアリー・ワトソン役のアマンダ・アビントンや『ミッション:インポッシブル』シリーズのベンジー役サイモン・ペッグら、英国を代表する実力派俳優たちが出演することが明らかになった。
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実際の事件から着想
『Hunting Alice Bell』の主演は、『ブラック・ミラー』のアレクサンドラ・ローチが務めるほか、ラルフ・リトル(『ミステリー in パラダイス』)、エミリー・バーバー(『モブランド』)、トニ・オルーク(『ゴッズ・クリーチャー』)、クリスティーナ・ベニントン(『HALO』)、ルディ・ダーマリンガム(『ラザロ・プロジェクト 時を戻せ、世界を救え!』)ら豪華キャストが名を連ねる。
EXCLUSIVE NEWS on @DEADLINE this morning.
Hunting Alice Bell is our brand new @Channel4 show, created by David Baddiel with Peter Bradshaw, and starring Alexandra Roach, Amanda Abbington and Emily Barber pic.twitter.com/8Qe7uastVB
— Clapperboard Studios (@clapperboard_st) September 8, 2025
本作は、コメディアン兼作家のデイヴィッド・バディエルが長年温めてきた脚本を基に、ガーディアン紙ジャーナリストのピーター・ブラッドショーらと共に執筆。製作総指揮には、バディエル、ブラッドショーのほか、マイク・ベンソン(『船上歌手ジャックの事件簿~絶景ミステリー・クルーズ』)らが参加する。
本作の主人公は、かつて悪名高い連続殺人犯の恋人であり共犯者だった元看護師アリス・ベル。現在は新たな身分でイギリスに暮らしている。ある日、フラン・ダ・シルバという女性が「彼女こそアリス・ベルだ」とネット上で告発され、彼女の平穏な家庭生活が一変。しかし、同じように“アリス・ベル”と疑われた女性たちの存在が次々と明らかになり、彼女たちは無実を証明するため団結する。しかしその中に本物のアリス・ベルが紛れているとしたら――?
バディエルは本作について、イギリス国内で“国民的に嫌われている人物”だと疑われた女性が市民から迫害を受けた事件から着想を得たといい、「群衆心理やデマがSNSによって増幅される現代を描きたかった」と語っている。当初は映画として企画されていたが、時代性を反映させる形で6話構成のドラマに発展したという。
制作を担当するClapperboard Studiosは「これは現代を映す物語。普通の女性たちがオンラインの“群衆”に襲われたとき、いかに破壊的な影響が生まれるかを描いている。才能あふれる脚本家と素晴らしいキャストによる挑戦的なドラマだ」とコメントしている。
(海外ドラマNAVI)