米ABCの人気医療ドラマ『グッド・ドクター 名医の条件』や映画『サイコ』の前日譚『ベイツ・モーテル』の主演で知られるフレディ・ハイモアが、フランス語で初めて本格的に演技を披露する可能性が浮上した。
現在交渉中なのは、パリを舞台にした19世紀の探偵ドラマシリーズ『Augustine & Edgar(原題)』で、フレディは再解釈されたエドガー・アラン・ポー役を演じる予定だという。
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念願のフランス語で初演技か
本作は、『Lupin/ルパン』を手がけた仏スタジオGaumontが、フランスの大手放送局TF1向けに製作する注目作である。撮影は2026年末に開始予定だ。Netflixが共同出資の形で参加する可能性も高いと報じられており、グローバル配信にも期待が集まる。
出演が決定すればフレディにとっては、フランス語による初の演技となる。過去にはリュック・ベッソン監督のアニメ映画『アーサーとミニモイの不思議な国』で英語吹替を担当するなど、フランス制作の作品に携わった経験はあるものの、フランス語での演技は実現していなかった。ちなみに彼は流暢なフランス語を話し、過去10年以上にわたり「いつかフランス語で演じたい」とたびたび語ってきた。
シリーズでは、フレディ演じるポーが混乱の時代に揺れる19世紀半ばのパリを訪れ、オーギュスティーヌという女性探偵と出会う。彼女はポーが生み出したオーギュスト・デュパンをモデルにしたキャラクターで、聡明で機転の利く探偵役を務めるという。
このオーギュスティーヌ役には、フランスの人気俳優オドレイ・フルーロが出演交渉中だ。オドレイは、アメリカで『ハイ・ポテンシャル』としてリメイクが制作されたTF1の大ヒットシリーズ『IQ160清掃員モルガンは捜査コンサルタント』で主演を務めたことで知られる。
ショーランナーはパトリック・ルノー(『ラストライト ~地球の灯が消える時~』)が務め、脚本はソフィー・ダブ(『Follow(原題)』)が担当する予定だ。
Gaumontは『ルパン』や『カール・ラガーフェルド:Becoming』など、世界市場を視野に入れた高品質なシリーズで実績を持つ。『Augustine & Edgar』もまた、国際的な注目を集める大型プロジェクトとなりそうだ。
『グッド・ドクター 名医の条件』シーズン1〜6は、U-NEXTにて配信中。ファイナルとなるシーズン7は、7月23日(水)よりU-NEXTにて配信開始。(海外ドラマNAVI)