『ブレイキング・バッド』テレビ史に残る名言【5選】

米AMC製作の『ブレイキング・バッド』は、その衝撃的なストーリーと緻密なキャラクター描写で、多くの視聴者を魅了した傑作クライムドラマ。科学教師だったウォルター・ホワイトが、ドラッグ製造・販売に手を染め裏社会で冷酷な「ハイゼンベルク」へと変貌する過程は、テレビ史に残る名作として語り継がれている。

そして、この作品には記憶に残る名台詞が数多く存在する。2013年にシリーズが終了して今年で12年が経つ今もなお視聴者の心に深く刻まれている、特に印象的な5つのセリフを紹介する。

(この記事はネタバレを含みます)

 

『ブレイキング・バッド』テレビ史に残る名言

「ノックする側の人間だ」ウォルター・ホワイト

シーズン4 エピソード6「それぞれの不安」

ウォルター・ホワイトが完全にハイゼンベルクへと変貌した象徴的な瞬間。このセリフは、妻スカイラーがウォルターの危険性を心配する場面で放たれた。

「お前は今まで一度でも、ドアをノックされた人間が自分だと考えたことがあるか?ノックするのは俺だ」。この言葉によって、ウォルターは自らが恐れる側ではなく、恐れられる存在であることを示した。しかし、彼の目論見とは裏腹に、この言葉はスカイラーに恐怖を与え、家庭の崩壊をさらに加速させる結果となった。

「ただドラッグを売りに来ただけだ」ジェシー・ピンクマン

シーズン4 エピソード7「面倒な犬」


ジェシー・ピンクマンはシリーズを通じて最も悲劇的なキャラクターだった。彼は愛する人を失い、殺人を強要され、どんどん自分を見失っていく。ドラッグ依存者の支援グループでの告白シーンでは、彼が抱える罪悪感がピークに達する。「俺はただ、お前らにドラッグを売りに来ただけだ」と涙ながらに叫ぶジェシー。この瞬間、彼は善人になりきれない自分自身に絶望し、救済を拒否する道を選んだ。彼の葛藤が凝縮された、心に突き刺さる名台詞だ。

「私の名前を言ってみろ」ウォルター・ホワイト

シーズン5 エピソード7「私の名は…」


このシーンでは、ウォルター・ホワイトが完全に権力を手に入れたことを示す瞬間が描かれる。ドラッグ市場での競争相手を前に、彼は自らの名声を誇示する。「俺の名前を言え」と冷徹に命じた後、相手が「ハイゼンベルク」と口にすると、ウォルターは満足げに「その通りだ」と答える。このセリフは、彼がもはやウォルター・ホワイトではなく、完全にハイゼンベルクとして君臨していることを象徴している。

「誰と話しているのかもわからない」ハンク・シュレイダー

シーズン5 エピソード9「汚れた金」


シリーズを通じてウォルターを追い続けた、ウォルターの義弟にあたるDEA捜査官ハンク・シュレイダーが、ついに真実にたどり着くシーン。彼はウォルターの車に仕掛けた追跡装置の存在を問い詰め、ついに彼の正体を確信する。そして、怒りと驚きが入り混じった表情で「俺は誰と話しているのかもわからない」と呟く。この一言は、ウォルターが家族すら欺いてきたことを如実に表している。

「自分のためにやった」ウォルター・ホワイト

シーズン5 エピソード16「フェリーナ」


ウォルター・ホワイトの最後の言葉の一つにして、彼の本音が最も露わになった瞬間。長年「家族のため」と言い続けてきたウォルターだったが、最後にスカイラーへ向かって「自分のためにやった」と告白する。この瞬間、彼は自分がドラッグビジネスを始めたのは、家族のためではなく、自分自身のためだったと認めたのだ。これはウォルター・ホワイトのキャラクターを総括する、シリーズ屈指の名シーンとなった。

『ブレイキング・バッド』は、Netflixにて配信中。(海外ドラマNAVI)

参照元:Screenrant


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