『セヴェランス』Apple TV+史上最多視聴数を記録!『テッド・ラッソ』を超える大ヒット

1月17日よりApple TV+にてシーズン2が配信中のスリラーシリーズ『セヴェランス』が、この度Apple TV+史上最多の視聴数を記録したという。Deadlineなどが報じている。

 

1エピソードあたりの制作費は最大約30億円

『セヴェランス』は、架空の企業「ルーモン・インダストリーズ」に勤務するマーク・スカウト(アダム・スコット)が、仕事と私生活の記憶を完全に分離する「セヴェランス」プログラムに同意するところから始まる。シーズン2はダン・エリクソンがクリエイター兼製作総指揮を務め、ベン・スティラーが監督兼製作総指揮を担当しており、新エピソードは毎週配信中。

Appleによると、シーズン1とシーズン2の前半時点で、『セヴェランス』はすでにこれまで1位だった『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』の全3シーズン合計を超える視聴者数を記録し、Apple TV+の歴代視聴ランキングで世界No.1のシリーズとなった。特に視聴が多い地域として、アメリカ、イギリス、カナダ、ブラジル、オーストラリア、ドイツ、フランス、メキシコ、スペインなどが挙げられる。

Nielsenによると、シーズン2は配信開始から3日間で視聴時間589,000,000分を記録。今後のエピソード配信に伴い更なる視聴数の増加が期待されている。

『セヴェランス』シーズン2の影響は視聴数の増加だけにとどまらない。Apple TV+の新規加入者数は、2025年1月1日から19日までの間に、前年同時期(2024年12月1日から19日)と比較して126%増加した。(1月3〜5日の無料キャンペーン加入者も含む。)

Apple TV+のプログラム責任者は、「ベンの卓越したストーリーテリングの才能には長年感銘を受けてきました。彼とダンが率いる『セヴェランス』は、驚異的な成功を収め、文化的な現象になりました。このシリーズは世界中の視聴者を魅了し続けており、今後のエピソードでもその緻密なストーリー展開を堪能してもらえることを楽しみにしています」とコメント。

『セヴェランス』シーズン2は、1エピソードあたりの制作費が最大2,000万ドル(約30億円)とも言われるハイエンドなドラマシリーズだが、それに見合う価値を提供しているようだ。Parrot Analyticsの調査によると、シーズン1だけでAppleに2億ドル(約300億円)以上の利益をもたらしたことが報告されている。

Apple TV+で新記録を打ち立て、驚異的な成功を収めている『セヴェランス』。今後のエピソードがどのような展開を見せるのか、期待が寄せられる。シーズン2フィナーレの第10話は、3月21日(金)に配信予定。(海外ドラマNAVI)

Photo:画像提供Apple TV+